ジッパーフライのベイカーパンツは60sか70sか?年代を見極めるポイント

古着、リメイク

ジッパーフライのベイカーパンツを古着屋で購入されたとのことですが、店員さんからは60年代のものだと言われた一方で、調べてみるとジッパーが導入されたのは70年代だという話も。実際には、どちらの年代に属するのか気になるところです。今回は、ジッパーフライのベイカーパンツの年代特定のポイントについて解説します。

1. ジッパーフライの導入時期について

ジッパーフライ(ジップフライ)は、パンツの前開き部分にジッパーを使用する仕様ですが、これが広く普及したのは1960年代後半から1970年代初頭です。従来のボタンフライから切り替わり、特に70年代に多くのデザインに採用されるようになりました。

そのため、ジッパーフライが導入された70年代のアイテムが多く存在し、60年代のものにジッパーフライが搭載されているのは非常に珍しいケースとなります。もしそのジッパーがオリジナルであれば、年代は70年代の可能性が高いでしょう。

2. 60sと70sのベイカーパンツの違い

60年代のベイカーパンツは、一般的にボタンフライが主流であり、ジッパーフライはまだ少数派でした。また、60年代のベイカーパンツは全体的にシンプルでクラシックなデザインが特徴です。素材や仕立てもしっかりしており、シルエットも少しタイト目なものが多いです。

一方、70年代になると、ジッパーフライが普及し始めるとともに、デザインが少しカジュアルでリラックスしたものへと変化していきます。パンツのシルエットもやや広がり、ファッションとしての実用性とスタイルが向上しました。

3. どの年代の特徴に注目すべきか

ベイカーパンツの年代を特定するために注目すべきポイントは、ジッパーのデザインやボタンのタイプ、ポケットの形状、縫製の仕方などです。ジッパーフライが搭載されている場合、それは70年代の特徴的なデザインである可能性が高いですが、ボタンフライが主流だった60年代のものも存在します。

また、ジッパーフライのクオリティや素材感も年代を特定する手がかりになります。60年代と70年代では、使用されるジッパーの種類や質感が異なることが多いため、その点にも注意を払いましょう。

4. まとめ

ジッパーフライのベイカーパンツは、一般的には70年代のアイテムが多く、60年代のものは稀です。購入されたパンツがジッパーフライ仕様であれば、年代は70年代と考えるのが妥当でしょう。とはいえ、古着市場では様々な理由で年代が前後していることもありますので、ジッパーや素材の状態、縫製方法などを総合的に確認して、さらに詳細に年代を特定することが可能です。

最終的に、そのアイテムがどの時代のものかを見極めるには、実際に手に取って、詳細な確認が必要です。時には専門家に相談するのも一つの手段です。

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