ハミルトンカーキフィールド(手巻き)のオーバーホール後に発生する時計の遅れや進みの現象について悩んでいる方が多いです。今回の質問では、オーバーホール後に2分の遅れや、さらに1分から1分半の進みが発生したという問題が取り上げられています。このような現象が手巻き時計特有のものなのか、もしくは何か他の原因があるのか、詳しく解説していきます。
手巻き時計の時間のずれの原因
手巻き時計は、その名の通りゼンマイを手で巻いて駆動します。このゼンマイがどの程度巻かれているかによって、時間の進み方に影響を与えることがあります。特にゼンマイが完全に巻かれていない場合や、巻き過ぎた場合に、時計の進みや遅れが生じることがあります。また、ゼンマイの巻き止まりまで毎朝巻いているとのことですが、ゼンマイが微妙に足りない場合や、過度に巻かれている場合にも時間の誤差が出る可能性があります。
オーバーホール後の調整ミス
オーバーホール後に時計の進みや遅れが発生する場合、調整が十分でなかった可能性があります。特に手巻き時計では、オーバーホール後にムーブメント(内部機構)の微調整が必要です。ムーブメントが調整されていない場合、1分や1分半の進みが発生することがあります。これはムーブメント内部の歯車やゼンマイの調整が必要であることを示唆しています。
再調整の必要性と対策
再度調整を依頼することで問題が解決する可能性が高いです。手巻き時計においては、定期的な調整やオーバーホールが必須です。調整後に改善されない場合は、ムーブメントそのものに問題があるか、オーバーホール時に何らかの不具合が生じた可能性も考えられます。再調整をお願いする際は、問題が発生している点を具体的に伝え、再度調整が必要であることを伝えると良いでしょう。
手巻き時計の取り扱いと注意点
手巻き時計は、毎日のゼンマイの巻き具合が重要な役割を果たします。ゼンマイを巻き過ぎても、巻き不足でも、時間に誤差が出ることがあります。毎朝ゼンマイをしっかりと巻き、巻き止まりを感じたらそれ以上巻かないようにしましょう。また、長期間使用しているとゼンマイの劣化が起こることもあるため、定期的なオーバーホールやメンテナンスを行うことが大切です。
まとめ
ハミルトンカーキフィールドの手巻き時計における時間の進みや遅れは、ゼンマイの巻き方やオーバーホール後の調整不良が原因である可能性があります。再調整を依頼し、手巻き時計の取り扱いに注意することで、問題が解決することが期待できます。もし再調整後も問題が解決しない場合は、専門の修理工房での確認をお願いしましょう。
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