ABCマートでの30%オフとメルカリ転売の利点と問題点

ABCマートで働いて30%オフで靴を購入し、それをメルカリで定価の約20%増しで転売すれば「無限に稼げる」という説について、今回はその現実性を探っていきます。

ABCマートでの社員割引の仕組み

ABCマートでは、社員割引が適用されることで、通常より安く商品を購入することができます。特に、30%オフで靴を購入できることは大きなメリットといえます。この割引を利用すれば、定価20,000円の靴を14,000円で購入することができます。

この割引を利用して商品を仕入れる方法は、転売目的での商品購入者にとって非常に魅力的に見えます。

例えば、14,000円で仕入れた靴をメルカリで約17,000円で転売した場合、3,000円の利益を得ることができます。このように、ABCマートの社員割引とメルカリでの転売を組み合わせることで、短期的に利益を得ることは可能です。

しかし、この方法は利益を得られるかもしれませんが、持続的なビジネスモデルとしては難しい点も存在します。

一見すると「無限に稼げる」と思えるこの方法ですが、いくつかの現実的な問題があります。まず、メルカリでの転売には競争が激しく、価格競争が発生する可能性が高いため、必ずしも予想通りに売れるとは限りません。

さらに、メルカリでは手数料や送料がかかりますので、その分も考慮する必要があります。加えて、商品の在庫管理や売れ残りのリスクも無視できません。

転売行為が合法かどうかについても注意が必要です。特に大量の商品の転売を行う場合、「営利目的の転売」と見なされ、法的な問題に発展する可能性もあります。個人で少量の転売を行う分には問題ないことが多いですが、規模が大きくなるとトラブルの原因になることもあります。

そのため、転売を行う場合は、法的な枠組みや規制について理解を深めておくことが大切です。

ABCマートでの社員割引を活用し、メルカリで転売することは一時的に利益を得る手段となるかもしれません。しかし、この方法が「無限に稼げる」というわけではなく、競争や在庫管理、法的な問題が関わってきます。

持続可能なビジネスとして成り立たせるためには、他の収益源を模索したり、リスクをしっかり管理したりすることが求められます。