軟骨ピアスを開ける際、ピアッサーとニードルのどちらを使用するかは重要な選択です。特にアウターコンクのような硬い軟骨部位では、適切な器具の選択が仕上がりや安定性に大きく影響します。
ピアッサーとニードルの違い
ピアッサーは、バネの力でピアスを一気に押し込む道具で、初心者でも簡単に使用できるのが特徴です。しかし、軟骨部位に使用する際は注意が必要です。ピアッサーは組織を圧迫して貫通させるため、軟骨のような硬い部位では貫通しにくく、痛みや腫れが強く出る可能性があります。
一方、ニードルは医療用の針を使ってピアスホールを開ける方法で、穴がまっすぐ開きやすく、軟骨など様々な部位に適しています。ニードルで開けると、組織の損傷が最小限に抑えられ、安定しやすいとされています。
軟骨ピアスにニードルをおすすめする理由
軟骨部位は血管が少なく、体内に侵入したばい菌と戦う力が弱いため、安定するまでに時間がかかりやすいです。そのため、皮膚でも負担が少なく安定するまでの期間が比較的少ないニードルの方が、固い軟骨部に向いています。
また、ニードルを使用することで、ファーストピアスの太さや長さを自分で選ぶことができ、デザインの自由度が高まります。ただし、ニードルにはピアスがついていないため、別途ファーストピアスを用意する必要があります。
ピアッサーで軟骨ピアスを開ける際の注意点
ピアッサーを使用する場合、軟骨部位に適した太さのピアッサーを使用することが重要です。耳たぶ用の細いピアッサーを軟骨部位に使用すると、貫通しにくく、腫れや炎症の原因となる可能性があります。
また、ピアッサーを使用する際は、マーキングをしっかり行い、位置や角度を確認することが大切です。位置がずれると、後々のトラブルの原因となることがあります。
まとめ
軟骨ピアスを開ける際は、ニードルを使用することで、組織の損傷を最小限に抑え、安定しやすくなります。ピアッサーを使用する場合は、軟骨部位に適した太さのピアッサーを選び、位置や角度に注意して開けることが重要です。
初めての軟骨ピアスで不安な場合は、信頼できる専門店や医療機関での施術を検討することをおすすめします。
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