乱視入りの度数を普通のコンタクトレンズの度数に直す方法に関しては、特に初めての方には分かりにくいことがあります。こちらの記事では、その手順と注意点を分かりやすく解説します。
乱視の度数について
まず、乱視がある場合、コンタクトレンズの処方は通常の視力補正に加えて、乱視用の補正が必要です。乱視の度数は「CYL(シリンダー)」で表され、軸方向は「AXIS」で指定されます。例えば、右目の度数が「CYL -1.25、P -4.25、AXIS 180」と記載されていれば、-1.25の乱視と-4.25の近視、そして180度の軸に沿ったレンズが必要です。
普通のコンタクトレンズへの変換方法
乱視の度数を普通の度数に変換する場合、CYL(シリンダー)とAXISを無視して近視の度数だけを見れば良いです。しかし、これだけでは視界が歪む可能性があるため、専用の乱視用コンタクトレンズを使用するのが理想的です。
コンタクトレンズの度数換算方法
乱視入りの度数を普通の度数に換算するためには、専門的な知識が必要ですが、基本的には近視(P)と乱視(CYL)を足して計算します。例として、右目の度数「P -4.25」「CYL -1.25」の場合、これを合計して「-5.50」の度数でコンタクトレンズを作成します。しかし、乱視の補正を行うことが視界の快適さに非常に重要です。
シリコンチューブへの交換について
シリコンチューブは通常、目に優しい素材で、長期間装着しても負担が少ないですが、あくまで乱視用ではないため、もし本格的に乱視を補正したい場合は、乱視専用のコンタクトレンズを使うことをお勧めします。シリコンチューブに変えた後、異常が続く場合は眼科に相談することをお勧めします。
まとめ
乱視入りのコンタクトレンズの度数を普通の度数に変換することは可能ですが、視界の歪みを避けるためには乱視専用のレンズを使用するのがベストです。シリコンチューブに交換して様子を見ても、乱視の補正がしっかりと行われていないと視界が不安定になることがありますので、定期的に眼科での相談をお勧めします。
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