クォーツクロノグラフの秒針が逆回転する原因と修理方法:帯磁や機械的な問題の対処法

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10年ほど放置していたクォーツ式クロノグラフの秒針が逆回転を始め、スタートボタンを押しっぱなしにしないと停止しないという症状にお困りの方へ。これは、帯磁や機械的な不具合が原因である可能性があります。以下に、原因と対処法をご紹介します。

帯磁による影響とその対処法

クォーツクロノグラフは、強い磁場の影響を受けやすい構造を持っています。特に、長期間使用されていなかった場合、内部の部品が磁化されることがあります。これにより、秒針が逆回転したり、動きが不安定になることがあります。

対処法としては、専用の脱磁器を使用して磁気を除去する方法があります。多くの時計修理店や宝飾店で対応可能です。脱磁器を使用すると、秒針が正常に動き出すことがあります。

機械的な不具合とその修理方法

長期間放置されていたクォーツクロノグラフでは、内部の潤滑油が劣化し、部品が固着することがあります。これにより、秒針が逆回転したり、動きが不安定になることがあります。

この場合、時計のオーバーホールが必要です。オーバーホールでは、内部の清掃や潤滑油の補充、部品の調整が行われ、正常な動作が回復します。修理費用はモデルや状態によって異なりますが、専門の時計修理店に相談することをおすすめします。

自分でできる簡易的な対処法

専門の修理店に依頼する前に、以下の簡易的な対処法を試してみることができます。

  • リセット操作:多くのクォーツクロノグラフには、リセット機能があります。取扱説明書を参照し、リセット操作を試みてください。
  • バッテリーの交換:バッテリーが劣化していると、動作不良の原因となることがあります。新しいバッテリーに交換してみてください。
  • 軽い衝撃:時計を軽く叩くことで、内部の部品が動き出すことがあります。ただし、強い衝撃を与えると逆効果となる場合があるため、注意が必要です。

まとめ

クォーツクロノグラフの秒針が逆回転する症状は、帯磁や機械的な不具合が原因である可能性があります。まずは、専用の脱磁器を使用して磁気を除去し、それでも改善しない場合は、専門の時計修理店にオーバーホールを依頼することをおすすめします。大切な時計を再び正常に動作させるために、適切な対処を行いましょう。

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