リーバイスのBIG Eジーンズは、ヴィンテージの中でも特に人気が高く、本物と偽物を見分けることは非常に重要です。購入された商品が本物かどうか、どのように見分けるべきかについて、いくつかの特徴とその確認方法を解説します。あなたが挙げたポイントに沿って、チェックするべき内容を説明していきます。
1. トップボタン刻印無し、並行ステッチ
リーバイスのオリジナルBIG Eジーンズには、トップボタンに「LEVI’S」の刻印があるのが特徴です。刻印がない場合、特に中古品や再販売されているものでは偽物の可能性が考えられます。さらに、並行ステッチ(縫い目が直線的に並んでいること)もチェックポイントの一つです。リーバイスのヴィンテージ品では、ステッチが不均一だったり、複雑なパターンが見られることが多いです。
これらの特徴がない場合、偽物である可能性が高いので注意が必要です。
2. ケアスタンプとウチタグ
リーバイスのヴィンテージ商品において、ケアスタンプは通常は見受けられません。ウチタグ(内部のタグ)がない場合も同様に疑わしいポイントです。リーバイスのオリジナルには、特に「アメリカ製」などの情報がタグに記載されているため、タグが欠けている場合、品質や年代に疑問が生じます。
ケアスタンプがあっても、もしタグに「USA」などの製造国を示す情報がなければ、偽物である可能性が高くなります。
3. コインポケットのチェーンステッチ
リーバイスのヴィンテージジーンズには、コインポケットにチェーンステッチが施されています。このステッチは、古い製法であり、オリジナルには必ずチェーンステッチが使われています。もしチェーンステッチがない場合、特に中古市場で流通しているジーンズでは、偽物の疑いをかけるべきです。
ただし、現行のリーバイスでは製造方法が異なるため、チェーンステッチがない場合もあるので、あくまでヴィンテージの特徴として覚えておくとよいでしょう。
4. バックポケットとアーキュエイトステッチ
バックポケットのステッチとアーキュエイトステッチ(リーバイスの代表的な曲線のステッチ)が欠損している場合、オリジナルのBIG Eではなく、コピー商品や再製造品である可能性が高いです。特にアーキュエイトステッチは、リーバイスジーンズの象徴的な特徴の一つですので、これがない場合は要注意です。
バックポケットの形状やステッチに違和感があれば、偽物の疑いが濃厚です。
5. 赤タブとクロカンのチェック
リーバイスのヴィンテージ商品には赤タブ(背面に縫い付けられた赤いタグ)が特徴的に使われています。色が異なる、または不均等な「V」の形をしている赤タブは、偽物である可能性があります。加えて、クロカン(裏側の補強部分)がない場合、これは大きな警告サインとなります。
リーバイスは長年の歴史を持つブランドであるため、クロカンの有無は非常に重要です。
6. 内股シングル、赤耳シングル
内股シングルや赤耳シングルもリーバイスのヴィンテージに多く見られる特徴です。これらの特徴がない場合、偽物の可能性を考慮すべきです。特に赤耳(赤い耳の部分)は、ヴィンテージならではの特徴として注目されています。
赤耳がない場合や縫製が粗い場合、商品が本物でない可能性がありますので、その点を確認してください。
まとめ
リーバイスBIG Eジーンズを購入する際、上記の特徴をしっかりと確認することが大切です。トップボタンの刻印、ケアスタンプ、チェーンステッチ、アーキュエイトステッチなどの基本的なポイントをチェックすることで、本物と偽物を見分けることができます。また、商品の状態や価格にも注意し、怪しい場合は他の信頼できる販売者からの購入を検討しましょう。ヴィンテージアイテムは希少価値が高いため、しっかりとした知識を持って購入することが重要です。
コメント