1883年製の手巻き式懐中時計の巻き方とリューズの堅さについて

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1883年頃の手巻き式懐中時計を購入した際、リューズを巻いていくと秒針が動き出し、その後リューズが堅くなった経験をされた方も多いでしょう。懐中時計のリューズが堅くなる理由と、巻き方の正しい方法について詳しく解説します。

手巻き式懐中時計の巻き方の基本

手巻き式懐中時計は、通常、リューズを回してゼンマイを巻き上げることで動きます。懐中時計のゼンマイは一定の回転数を超えないように設計されていますが、リューズが堅くなることはよくあります。これは、ゼンマイが完全に巻かれている状態に近づいたことを意味します。

基本的には、リューズを軽く回していくと秒針が動き始め、さらに回していくと最終的にはゼンマイがフルに巻かれることになります。リューズが堅くなるのは、ゼンマイが最も張り詰めた状態に近づいているからです。

リューズが堅くなる原因とは?

リューズが堅くなる主な原因は、ゼンマイが完全に巻かれているためです。懐中時計のゼンマイは、巻きすぎると抵抗が強くなり、リューズを回すのが難しくなります。古い懐中時計では、リューズが堅くなりやすいことがありますが、これは通常、完全に巻かれている証拠です。

もしリューズが非常に堅く感じ、巻き切れないようであれば、ゼンマイの破損や摩耗が原因の可能性も考えられます。特に古い時計では、メンテナンスが必要な場合があります。

フル巻きの状態を確認する方法

懐中時計をフル巻きにしたかどうかは、リューズの回転に感じる抵抗感や、時計の動作から確認できます。リューズが堅くなり、これ以上回らない場合、ゼンマイが巻き終わったサインです。

一般的に、10回ほど巻いてリューズが堅くなった場合、その時計はフルに巻かれた可能性が高いです。もし不安な場合は、時計の機械を調整した専門の時計修理士にチェックしてもらうのも一つの方法です。

古い懐中時計のメンテナンスについて

1883年製のような古い懐中時計は、長年の使用によってゼンマイや内部の歯車が摩耗していることがあります。このため、定期的なオーバーホール(分解掃除)が必要です。時計修理士に依頼することで、ゼンマイの状態を確認し、摩耗部品の交換や油の注油を行うことができます。

特に古い懐中時計の場合、オーバーホールを行うことで、時計の寿命を延ばすことができます。リューズが堅くなる原因がメンテナンス不足にある場合もあるため、定期的にチェックすることが大切です。

まとめ

1883年製の手巻き式懐中時計のリューズが堅くなるのは、ゼンマイが巻き終わったサインであることが多いです。リューズが堅くなった場合は、無理に巻き続けず、時計の状態を確認しましょう。もし不安な場合は、専門の時計修理士にオーバーホールを依頼することをおすすめします。

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