ロレックス・デイトジャストRef.1603の後期ブレスにおいて、ネジが回らないという問題に直面している方々へ。ここでは、ロックタイトが塗布された場合のネジの調整方法と注意点について解説します。
1. ロックタイト塗布の影響とは
ロックタイトは、ネジの緩みを防ぐために使用される接着剤です。オーバーホール時に塗布された可能性がありますが、強度タイプによっては、ネジを回すことが難しくなることがあります。特に、強力なタイプのロックタイトはネジをしっかりと固定してしまい、調整が困難になることがあります。
ロックタイトの種類には、低強度から高強度まであり、ネジを取り外す際には専用の溶剤を使って解除する必要がある場合もあります。
2. ネジが回らない場合の解決方法
ネジが回らない場合、以下の方法で対応することができます。
- 温める:ドライヤーや温風機でネジ部分を温めると、ロックタイトが柔らかくなり、回しやすくなる場合があります。
- ロックタイト除去溶剤の使用:ロックタイト専用の溶剤を使用して、ネジ部分のロックタイトを解除する方法です。溶剤を適用して数分待ち、ネジを回してみましょう。
- 適切な工具の使用:専用の時計工具や精密ドライバーを使用して、無理なく回すことができる場合があります。
これらの方法を試しても解決しない場合、時計専門の修理店に持ち込むことをおすすめします。
3. 時計の調整作業の注意点
ネジを回す際には慎重に作業を行いましょう。強引に回すと、ネジ穴が破損したり、時計本体にダメージを与える可能性があります。ロックタイトを取り除く際も、過度に力を加えるとネジが割れることがあるため、適切な方法を選んで慎重に進めることが重要です。
また、調整が難しい場合は無理に自分で行わず、プロの時計技師に依頼することを検討しましょう。
4. まとめ
ロレックス・デイトジャストRef.1603後期ブレスの調整ネジが回らない原因として、ロックタイトの塗布が考えられます。これを解決するためには、温める、専用溶剤を使う、適切な工具を使うなどの方法があります。自己修理が難しい場合は、専門の修理店に相談することをおすすめします。
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