トルマリンを所持している方の中には、特にパライバのようなカラーのトルマリンの鑑別書を取得したいと考えている方も多いでしょう。特に覆輪留めのように石が取り外しできない形状でも鑑別が可能か不安に思う方もいらっしゃるかもしれません。この記事では、トルマリンの鑑別方法やおすすめの鑑別機関について詳しく解説します。
1. 覆輪留めでも鑑別は可能
トルマリンなどの宝石は、基本的に取り外しができない状態でも鑑別が可能です。鑑別を行うためには、専門的な機器を使用して、宝石の成分や内部構造を調べる方法が採られます。覆輪留めの宝石でも、鑑別機関では周囲の金属部分を考慮して鑑別を行うため、問題なく鑑別が行えます。
ただし、覆輪留めにされている場合、リングのデザインによっては、鑑別機関において一部の検査に制限がかかる場合がありますが、基本的に鑑別は可能です。
2. トルマリンの鑑別書を取得する方法
トルマリンの鑑別書を取得するためには、専門の鑑別機関に宝石を送る必要があります。鑑別書は、宝石の種類やカット、カラー、クオリティを明記した証明書であり、特に高額なトルマリンやパライバトルマリンのような希少価値の高い宝石には、鑑別書がついていることが一般的です。
鑑別機関によって提供される鑑別書は信頼性が高いため、購入時や売却時に役立ちます。また、鑑別書があれば、将来的に宝石の価値を評価する際にも有用です。
3. トルマリンの鑑別におすすめの機関
トルマリンを鑑別してもらうためのおすすめの機関には、以下のようなものがあります。
- 中央宝石研究所(CGL): 日本国内でも信頼される鑑別機関で、特にトルマリンなどの宝石の鑑別を行っています。詳細な成分分析を行い、正確な鑑別結果を提供してくれます。
- 宝石鑑別協会(GIA): 世界的に認知されている鑑別機関で、厳密な検査を経て鑑別書を発行します。海外で購入したトルマリンの鑑別にも対応しています。
- 宝石鑑別研究所(JGA): 信頼性の高い鑑別機関で、最新の技術を用いて宝石を分析し、正確な鑑別結果を提供しています。
どの鑑別機関も高い信頼性を誇っており、トルマリンの鑑別に関してはどこもおすすめできます。特に、海外で購入した宝石の場合は、国際的な評価を得るためにGIAなどの機関に鑑別を依頼すると良いでしょう。
4. 鑑別書を取得する際の注意点
鑑別書を取得する際には、いくつかの注意点があります。
- 宝石が覆輪留めの場合、鑑別機関に事前に相談しておくとスムーズです。
- 鑑別にかかる時間は、通常1週間から2週間程度です。急いでいる場合は、早急に対応してくれる機関を選ぶと良いでしょう。
- 鑑別結果に異議がある場合、再鑑定を依頼することもできます。
また、鑑別書の費用は鑑別機関や宝石の種類によって異なるため、事前に料金を確認しておくことをおすすめします。
まとめ
トルマリンのような宝石は、覆輪留めされていても鑑別可能です。信頼できる鑑別機関を選んで鑑別を依頼することで、宝石の真贋を証明することができ、購入後の安心感も得られます。特にトルマリンやパライバトルマリンのような高価な宝石に関しては、鑑別書が重要ですので、信頼できる機関に鑑別を依頼しましょう。
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