靴の中敷にある第五中足骨基部の盛り上がりの役割と履き心地への影響

メンズシューズ

靴を履いたときに「第五中足骨基部あたりが盛り上がっている中敷」に違和感を感じる方も少なくありません。実際に履き心地が悪いと感じる人もいれば、逆に足の安定性を高める効果を実感する人もいます。この記事では、その盛り上がりの役割やメリット・デメリットについて解説します。

第五中足骨基部とはどこか

第五中足骨基部とは、小指側の足の甲の部分にある骨の付け根のことです。歩行や走行時には外側のバランスを支える役割を担っています。そのため、この部分のサポートは足の安定性やけが予防に大きく関係します。

特にスポーツ用シューズや矯正用インソールでは、この部位に盛り上がりを作ることで足の外側への過剰な倒れ込み(過回外)を防ぐ工夫がされています。

盛り上がりの主な役割

  • 足の安定性向上: 横ブレを防ぎ、長時間の歩行や運動時に疲労を軽減します。
  • 外反母趾や小趾の変形予防: 足の骨格バランスを整える効果が期待されます。
  • 土踏まずのサポート補助: 足裏全体での荷重を分散させます。

一方で、足の形や歩き方のクセによっては「違和感」や「痛み」と感じることもあります。

履き心地が悪いと感じる理由

盛り上がりが強すぎると、逆に小指の付け根が圧迫されて痛みを感じる場合があります。特に幅広の足型や、外側に体重がかかりやすい人にとっては不快感につながることがあります。

また、市販のインソールは汎用的に作られているため、個人の足型に合わないことも珍しくありません。この場合、整形外科や専門店で「カスタムインソール」を作成するのが最も快適な解決方法です。

実際の事例

例えば、ランニングを趣味にしている人がこのタイプのインソールを使用したところ、足首のぐらつきが軽減しマラソン後の疲労が軽くなったという声もあります。一方で、普段履き用に試した人は「硬すぎて長時間歩くと足が痛くなった」といった感想もあります。

まとめ

第五中足骨基部が盛り上がった中敷は、足の安定性を高めるメリットがありますが、必ずしもすべての人に合うわけではありません。履き心地が悪いと感じる場合は、無理に使わず他のインソールを試したり、専門家に相談することをおすすめします。自分の足に合ったサポートを見つけることが快適な歩行や運動につながります。

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