鼻ピアスの中でも人気のあるセプタムですが、開けた直後の扱い方には特に注意が必要です。特に、ピアスを収納(フリップアップして見えないようにすること)したまま安定させてよいのかどうか、不安に思う人も多いでしょう。この記事では、セプタムを開けた直後の収納に関するリスクと、正しいケア方法について解説します。
セプタム開けた直後はなぜデリケートなのか
セプタムは鼻中隔の軟骨に近い部分に穴を開けるため、他の部位よりも腫れやすく、治癒までに時間がかかる場合があります。一般的な治癒期間は6週間〜3か月ほどで、開けた直後は非常にデリケートな状態です。このため、余計な刺激や圧迫を避けることが安定への第一歩となります。
特に収納した状態で過ごすと、ピアスが皮膚や粘膜に当たり続け、摩擦や圧力がかかるため、炎症や不均一な治癒につながることもあります。
開けた直後に収納することのリスク
セプタムを開けてすぐにフリップアップ(収納)してしまうと、以下のようなリスクが考えられます。
- 摩擦や圧迫による傷の悪化:ジュエリーが皮膚に押し付けられることで、治癒が遅れる可能性があります。
- 穴の歪み:不自然な角度で固定されることで、ピアスホールが曲がって安定してしまう場合があります。
- 炎症・感染のリスク:密着した状態で通気性が悪くなり、細菌が繁殖しやすくなります。
こうしたリスクを避けるため、ピアスショップやピアッサーは通常「安定するまで収納しない」ことを推奨しています。
安定するまでのケア方法
セプタムの安定を早めるためには、以下のケアを意識することが大切です。
- 開けてから最低でも数週間は収納せず、自然な状態で過ごす。
- 生理食塩水などを使って優しく洗浄し、清潔を保つ。
- 不必要に触らない、回さない。
- 就寝時に強い圧迫がかからないように注意する。
また、どうしても仕事や学校で目立たせたくない場合は、透明リテーナーを使用するなど、収納以外の方法を検討するのも一つの手です。
実際の体験談とアドバイス
実際にセプタムを開けた人の中には「すぐに収納したら治りが遅くなった」「曲がって穴が安定してしまった」という声もあります。一方で、正しいケアを行い、安定後に収納するようにした人はトラブルなく楽しめているケースが多いです。
ピアスは体質や生活習慣によって治癒スピードが異なるため、専門のピアッサーに定期的にチェックしてもらうと安心です。
まとめ:セプタム開けた直後の収納は避けるのが無難
セプタムを開けた直後に収納することは、炎症や穴の歪みなどのリスクが高いため、基本的には避けた方が良いでしょう。安定するまでの期間はオープンのまま清潔を保ち、数週間〜数か月後に安定してから収納するのがおすすめです。どうしても隠したい場合は、リテーナーの使用など代替手段を取り入れることを検討してください。
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