80年代のバブリーなスーツにおける肩パッドの付け方と、当時流行したシルエット作りのポイントについて解説します。肩パッドの取り付け位置や縫い方、シルエットの特徴を理解し、懐かしのスタイルを再現してみましょう。
肩パッドの取り付け位置と縫い方
80年代のスーツでは、肩パッドを肩の縫い目に沿って取り付けることが一般的でした。具体的には、肩の縫い目にパッドの中心を合わせ、裏地の縫い代にしっかりと縫い付けます。裏地がない場合は、パッドの中心を肩の縫い目に合わせ、表地に直接縫い付ける方法もあります。縫い方は手縫いで返し縫いを行い、パッドが動かないようにしっかりと固定します。縫い代より外側を縫うことで、肩のラインが美しく仕上がります。
肩パッドのサイズと形状
80年代のスーツでは、肩パッドの厚みや形状によってシルエットが大きく変わります。一般的には、肩パッドの厚みを5mm程度にし、肩のラインが自然に見えるように調整します。肩パッドの形状は半円形や三角形などがあり、好みに合わせて選ぶことができます。肩パッドの素材としては、ドミット芯やフェルトなどが使用され、肩のラインをしっかりと支える役割を果たします。
80年代スーツのシルエットの特徴
80年代のスーツは、肩パッドを強調した構築的なシルエットが特徴です。肩幅を広く見せることで、逆三角形のシルエットを作り出し、力強さや権威を表現しました。特に、ダブルブレストのジャケットや太めのラペルが流行し、全体的にボリューム感のあるデザインが好まれました。パンツは太めで裾にかけて細くなるテーパードシルエットが一般的でした。
肩パッドの取り付け位置の調整方法
肩パッドの取り付け位置を調整することで、スーツのシルエットをさらに自分好みに仕上げることができます。肩パッドの中心を肩の縫い目より1cm前にずらすことで、肩のラインが前方に出て、より立体的なシルエットを作ることができます。逆に、中心を後ろにずらすことで、肩のラインが後方に引っ込み、スッキリとした印象になります。自分の体型や好みに合わせて、肩パッドの位置を微調整してみましょう。
まとめ
80年代のバブリーなスーツの肩パッドの取り付け方とシルエット作りについて解説しました。肩パッドの取り付け位置や縫い方、サイズや形状の選び方、シルエットの特徴を理解することで、懐かしのスタイルを再現することができます。自分の体型や好みに合わせて調整し、80年代のファッションを楽しんでみてください。
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