古い時計の金属バンドのコマ詰めができず、ピンが硬くて抜けないという悩みを持つ方は多いです。この記事では、ピンが硬くて抜けない場合の対処方法や、潤滑剤を使った解決法について詳しく解説します。
ピンが抜けない原因と解決方法
金属バンドのコマ詰めでピンが硬くなっている原因は、長期間の使用や経年劣化によってピン部分に錆びや汚れがたまり、動きが固くなることです。このような場合、潤滑剤を使用してピン部分を柔らかくする方法があります。
CRC556などの潤滑剤を使うことが一般的な解決法の一つです。これをピン部分に数滴垂らし、しばらく待つことで、固着していたピンが抜けやすくなることがあります。1週間ほど待つのは効果的ですが、それでも抜けない場合は別の方法を試してみる必要があります。
CRC556とドライファストルブの違い
CRC556は一般的な潤滑剤で、金属部品の潤滑や錆び落としに使われることが多いです。これに対して、ドライファストルブは、より細かな精密機器の潤滑に向いており、ベタつきにくく乾燥した状態で潤滑を提供します。時計のような繊細な金属部品の場合、ドライファストルブの方がより適しているかもしれません。
どちらを使用するかは、使用する時計の種類や求める効果によって決めると良いでしょう。どちらもピン部分に数滴垂らし、数時間から1日ほど放置することをおすすめします。
別の時計屋に持っていくのはアリか?
他の時計屋に持っていけば、ピンの抜けやすさが改善する可能性もあります。時計の修理専門店では、専用の工具や技術を使ってコマ詰めやピンの調整を行うため、確実に解決することができます。
もし、自分で解決できない場合や不安がある場合は、専門店での修理を依頼するのも一つの手です。特に高価な時計の場合、専門家に任せた方が安全です。
まとめ
時計の金属バンドのコマ詰めでピンが抜けない場合、CRC556やドライファストルブを使用してピン部分を潤滑する方法が効果的です。潤滑剤を使用しても解決しない場合は、専門の時計屋に相談することをおすすめします。自分でできる範囲で調整を試みた後でも、安心のためには専門店に頼むと良いでしょう。
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