お手持ちの「Pt850 喜平チェーン切れ端約32 g」を活用し、①印台リングを作るか、②喜平ブレスレットを作るかの選択で「費用の目安」「コスパ良く活用するポイント」を整理しました。どちらも地金持ち込みリフォームで、目的にあった最適な活用方法が見えてきます。
Pt850地金32 gをリフォーム活用する前に知るべき3つのポイント
まずリフォームにおいて確認すべき重要なポイントを押さえましょう。地金持ち込みでのリフォームでは、“地金量・素材純度・持ち込み手数料・加工工賃”がコストを左右します。
例えば、あるリフォーム店では「持ち込み地金で指輪を作る場合、加工代55,000 円~」との記載があります。([参照] 持っているジュエリーの金属を溶かして使う(Vanmore))
① 印台リングを作るケース:費用目安と考慮すべき点
32 gのPt850を使って大きめの印台リングを作る場合、まず〈必要地金量〉がデザイン幅・厚み・号数により変動します。過去実例ではPt850で「約30.79 g → 幅5mm厚み約2mmの指輪」を制作し、加工代103,400 円(税込)という例があります。([参照] 貴金属を溶かしてリフォーム・実例(ajour))
この例を参考にすると、加工工賃+持ち込み地金での制作と考えた場合の目安は以下の通りです:
・地金32 gあれば地金量的には十分可能。
・加工工賃として「10万円前後」を想定。
・その他、サイズ調整・幅・厚みなど仕様アップにより追加料金あり。
② 喜平ブレスレットを作るケース:費用目安と考慮すべき点
喜平(キヘイ)ブレスレットへの加工は、コマ足し・チェーン化・留め具の仕様などが加わるため、印台リングと比べ仕様が複雑になることがあります。持ち込み地金の再利用可否・既存チェーンの足し加工可否などを業者に確認することが重要です。
リフォーム専門店では「リフォーム費用=加工工賃+地金代(足す場合)+石代(無石なら無し)」と表記されています。([参照] ジュエリーリフォーム費用目安(JK Craft))
具体的な目安としては:
・地金持ち込み32 gを活かせれば、加工工賃を7~12万円程度と想定可能。
・ただし、コマ足し・留め具変更など仕様が増えれば+数万円となる可能性あり。
コスパ良く活用するための比較と決定のヒント
コスパ視点では、以下の観点からどちらを選ぶか検討すると良いでしょう。
- 「印台リング」:地金量を活かし、シンプル仕様なら制作費の見通しが立ちやすい。普段使いもしやすく、飽きにくい。
- 「喜平ブレスレット」:仕様が複雑化しやすいため、仕様を抑えればコストを抑えられるが、「コマ足し+留め具」等になると費用アップの可能性。
例えば、32 gをまるまる活かして幅広印台にするなら、追加地金不要・加工費のみで済むケースが多いです。一方、ブレスにする場合には「長さ」「コマ数」「仕上げ」によって追加費用が出るため、仕様を明確にして見積もることが重要です。
実例・見積もり時のチェックリスト
以下のチェックリストを業者見積もり時に使いましょう。
- 持ち込み地金の純度確認(Pt850であるか)
- 必要地金量(仕様に応じて足りるかどうか)
- 加工工賃の明細(溶かす・成形・仕上げ)
- 追加仕様の有無(石留め/コマ足し/留め具変更)
- 納期・保証の有無
実際に見積もりを取った方の話では「地金持ち込みで指輪製作、加工代のみ約8万円台」というケースも報告されています。
まとめ
Pt850地金32 gを活用して印台リングまたは喜平ブレスレットを作る場合、いずれも地金量としては十分ですが、コストは仕様次第で変動します。印台リングなら加工工賃10万円前後、喜平ブレスなら仕様を抑えて7~12万円程度が目安です。
どちらがコスパ良くなるかは「仕様をどこまで抑えるか」「使う頻度・見た目の好み」によって変わります。まずは複数のリフォーム店で見積もりを取り、「どこまで仕様を削れるか」を相談することから始めると良いでしょう。


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