スニーカーのソールが傷ついてしまった場合、修復剤を使って簡単に修復することができます。しかし、ケミカル修復剤に混ぜる塗料選びには注意が必要です。今回は、修復に使える塗料の種類と、それぞれの特徴について解説します。
スニーカー修復に使える塗料の種類
スニーカーのソール修復に使用する塗料には主にラッカー系、エナメル系、水性の3種類があります。それぞれの特性を理解して、自分の修復ニーズに合った塗料を選ぶことが大切です。
ラッカー系塗料の特徴
ラッカー系塗料は乾燥が速く、耐水性にも優れているため、スニーカーソールの修復には非常に適しています。特に、ソールの修復後に仕上げとして使うことで、硬くて耐久性のある仕上がりになります。しかし、取り扱いが少し難しく、臭いが強いことがあるため、換気の良い場所で作業を行うことが必要です。
実際に使用する際は、細かな塗り重ねを行うと仕上がりが綺麗になります。また、ラッカー系塗料は発色も良いため、元のソールの色に近いものを選ぶと良いでしょう。
エナメル系塗料の特徴
エナメル系塗料はラッカー系に比べて柔軟性があり、スニーカーのソールが歩行によって曲がる部分に最適です。エナメル系塗料は表面に光沢を与えるため、スニーカーを元の美しい状態に戻す効果が高いと言われています。
また、乾燥後の硬さも調整できるため、仕上がりの質感を選ぶことができます。エナメル系塗料を使用する際には、塗料が厚塗りにならないように注意し、乾燥時間をしっかり取ることが大切です。
水性塗料の特徴
水性塗料は臭いが少なく、環境にも優しいため、作業がしやすいという特徴があります。乾燥には少し時間がかかるものの、柔軟性が高く、ソールの動きにも対応しやすいです。特に通気性が必要な場合や、匂いを気にする方にはおすすめです。
ただし、水性塗料は耐久性に少し欠けるため、頻繁に歩く場面や摩擦が多い部分には向いていないかもしれません。長期間の使用を見込む場合は、他の塗料と組み合わせて使うのが効果的です。
シューグーとの相性
シューグーは、スニーカーのソールやアッパー部分の修復に非常に効果的なアイテムですが、塗料と併用する際には相性を確認することが重要です。シューグー自体はゴムのような性質を持っているため、硬化後に塗料との密着性が落ちることがあります。
そのため、シューグーを使用した後は十分に乾燥させてから塗料を塗布するようにしましょう。また、シューグーの表面を軽くサンドペーパーでこすることで、塗料の密着性が向上します。
まとめ
スニーカーのソール修復には、ラッカー系、エナメル系、水性塗料それぞれに特徴があります。自分の修復するスニーカーの使用状況に合った塗料を選び、シューグーと併用する際には乾燥や密着性を意識して作業を行いましょう。適切な塗料を選ぶことで、長期間美しい状態を保つことができます。

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