胴抜き仕立ての着物は、通常は裏地がないことが特徴で、特にお茶席などで使用する場合、着物の裏地の処理について気になることがあります。今回は、胴抜き仕立ての着物を単衣として着る際のポイントと注意点について解説します。
胴抜き仕立ての着物とは?
胴抜き仕立てとは、主に裏地のない部分を意味します。多くの場合、上半身部分に裏地がないため、通気性が良く、軽やかな印象を与えます。特に夏の着物やお茶席の装いでは、こういった軽快な仕立てが好まれますが、裏地の処理について悩む方も多いです。
この仕立ては、冬物の着物と比べて温かみが少ないため、季節に合わせて上手にコーディネートする必要があります。
単衣として着る際の注意点
単衣とは、裏地のない着物で、一般的に春から初夏、または秋の温暖な時期に適しています。胴抜き仕立ての着物を単衣として着ること自体は問題ありませんが、質問者様のように「裏地がないことによって、裾の白い部分が目立ってしまうのではないか」という悩みがあります。
胴抜き仕立ての着物の場合、裾の裏地が白いままであるため、裾が翻ったときにその白い裏が見えることがあります。これは、着物のデザインや着る場面によっては、あまり好ましくない印象を与えることもあります。
お茶席での着用について
お茶をしている場では、軽やかな装いが求められることが多いため、胴抜き仕立ての着物を単衣として着ること自体は適切です。しかし、見た目のバランスや、他の参加者の装いにも配慮しながら選ぶことが大切です。
単衣として着る場合、裾が翻った際に白い裏が見えないように、裾の部分を少し手直ししてみるのも一つの方法です。例えば、裾に薄い色の裏地を軽く縫い付けることで、翻ったときに目立たなくすることができます。
結論:胴抜き仕立ての着物を単衣として着るには
胴抜き仕立ての着物を単衣として着ることは、季節感にも合っており、十分に適切な選択です。しかし、裏地の処理について気になる場合は、裾の部分を少し手直しして白い裏が見えないように工夫すると良いでしょう。
お茶席のような場でも、胴抜き仕立ての着物は軽やかで美しい装いとなりますが、裾の裏が目立つことを避けるために、少し工夫を加えて着用することをお勧めします。


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