ロンTを重ね着(レイヤード)したときに中がゴワついてシルエットが崩れてしまう…という悩みは多くあります。実は、ただ“サイズを大きくすれば良い”わけではなく、特定のサイズ項目を見ることでスッキリ着こなすことができます。この記事では、レイヤードでもゴワつかないサイズ選びのコツをわかりやすく解説します。
ゴワゴワしないためにチェックすべき最重要ポイント
レイヤード時の着心地とシルエットに最も影響するのは身幅とアームホール(袖ぐり)です。身幅が足りないとインナーが中で押されてシワになり、アームホールが狭いと袖の中で生地が滞留しゴワつきの原因になります。
特にオーバーサイズのトップスを着る際は、インナーの身幅とアームホールに余裕があるか意識するだけでレイヤードの快適さが大きく変わります。
袖がゴワつかないために見るべき寸法
袖の中で生地が渋滞すると見た目も動きやすさも悪くなります。そこで重要なのが袖幅と袖口幅です。
袖幅が狭いインナーの上から袖幅の狭いアウターを着ると、簡単に生地がたまってしまいます。逆に袖幅の広いアウターを選べば、中に薄手ロンT〜厚手ロンTまで幅広くレイヤードできます。
着丈・裾の長さもレイヤードを左右する
インナーが必要以上に長いと、裾部分に生地が重なってゴワつく原因になります。レイヤードの目的が「裾を見せる着こなし」でも、長さのバランスが合っていなければ逆効果です。
理想的なバランスは、インナーの着丈がアウターより2〜8cm長い程度。これにより綺麗にレイヤード感を出しながらもシルエットが崩れません。
レイヤードするアイテムの素材選びの重要性
サイズだけでなく、素材も着心地に大きく影響します。コットン100%でも張りの強い生地は重ね着でゴワつきやすく、逆にスパン(伸縮性)のある素材は動きやすくフィットしやすいです。
特にインナーは柔らかさ・伸縮性・中厚手くらいの生地感を選ぶことで、どんなアウターとも組み合わせやすく年間を通して重宝します。
【具体例】ゴワつかないレイヤードの選び方の実例
例1:厚手ロンT × スウェット
スウェット側のアームホールと袖幅が十分であれば、厚手ロンTでもゴワつかず適度なレイヤード感になります。
例2:薄手ロンT × ニット
ニットはもともと柔らかいため、中に薄手ロンTを合わせるとシワが溜まりにくく着心地も快適です。逆に長袖Tとニットの袖幅が両方狭いとかなりゴワつきます。
まとめ:レイヤードで重視すべき4つのチェック項目
ロンTをレイヤードしてもゴワゴワせず、綺麗なシルエットで着こなすためには以下の4つを意識するだけでOKです。
- 身幅に余裕があるか
- アームホール(袖ぐり)が狭すぎないか
- 袖幅・袖口に余裕があるか
- インナーの着丈が長すぎないか(アウター+2〜8cmが理想)
サイズ表を正しく読み解くことで、レイヤードの見た目も快適さも一気にランクアップします。これからロンTの重ね着を楽しむ際に、ぜひこの記事のチェックポイントを役立ててみてください。


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