ネジ式ピアスのキャッチが外れないときの対処法|固着・腫れがある場合に避けたい外し方も解説

ピアス

ボディピアスなどに使われるネジ式ピアスは、通常のキャッチ式ピアスと違い、ボールやディスクなどのパーツをネジで固定する構造があります。しっかり固定できる反面、長期間着けたままにしていたり、強く締めすぎたりすると、手で回しても外れなくなることがあります。

特に注意したいのは、何度も強く回した結果、ピアスホール周辺が腫れているケースです。腫れている状態でペンチなどを使って無理に外そうとすると、皮膚やピアスホールを傷つける可能性があります。レントゲン検査などで取り外す必要がある場合も、まず安全に外せる方法を検討することが重要です。

ネジ式ピアスが外れなくなる主な原因

ネジ式ピアスが回らなくなる原因として比較的多いのが、単純な締めすぎです。装着時に強く締めると、指だけでは十分な力をかけられなくなることがあります。

また、皮脂や石けん、化粧品などがネジ部分に付着して固着している場合もあります。長期間着けっぱなしにしているピアスほど、このような汚れがネジ部分に蓄積する可能性があります。

さらに、ネジ山が斜めにかみ合っている、ネジ部分が変形している、ジュエリーそのものが破損しているといったケースでは、単純に握力を強くしても外れないことがあります。

まず確認したい「どちらを回すのか」

一般的なネジ式ボディピアスでは、片側のパーツを固定し、もう一方のネジ式パーツを回して取り外します。正面からネジ式パーツを見た場合、一般的な右ネジなら反時計回りが緩む方向です。

ただし、ジュエリーによって構造は異なります。両端が外せるタイプもあれば、片側だけがネジ式になっているタイプもあります。「両方ともネジに見える」場合も、製品構造が分からないまま力任せに回すのは避けたほうが安全です。

購入した商品のページやパッケージが残っていれば、まず構造を確認します。商品名やメーカーが分かる場合は、メーカーが公開している着脱方法を確認するのも有効です。

手が滑るだけならグリップ力を上げる

ネジ自体は正常でも、金属製の小さなボールは指でつかみにくいため、単純に滑って回せないことがあります。その場合は手とピアスを清潔にして十分に乾かしてから、清潔なゴム手袋やニトリル手袋などで握ると摩擦が増します。

片方のパーツまで一緒に回ってしまう場合は、一方を動かないように保持し、もう一方だけをゆっくり回します。鏡を使い、皮膚そのものがねじれていないことを確認しながら行うことが大切です。

数回試して動かず、痛みが増してくる場合はそこで中止します。力を増やし続けることは解決策にならず、ピアスホールを傷つけて状況を悪化させることがあります。

腫れてしまったら自力での取り外しをいったん中止する

何度も回したことで赤み、腫れ、出血、強い痛みなどが出た場合は、単に「固いネジを外す」という問題ではなくなります。腫れた組織をさらに引っ張ったりねじったりすると、傷を広げる可能性があります。

また、腫れによってジュエリーが皮膚へ食い込んでいる場合、自宅で無理に取り外すことはおすすめできません。皮膚の中へパーツが埋まり始めている場合には医療機関での対応が必要になることがあります。

強い腫れ、熱感、膿、悪化する痛み、発熱などがある場合には感染も考慮する必要があります。こうした症状がある場合は、早めに医療機関へ相談するのが安全です。

ペンチや工具で無理やり回すのは避ける

固着したネジを見ると、ペンチでつかめば簡単に外せそうに感じます。しかし身体に装着された状態のピアスへ一般的な工具を使用するのは危険があります。

工具が滑れば皮膚を挟んだり傷つけたりする可能性があります。また、金属パーツを変形させてしまうと、かえって取り外しが難しくなることもあります。

特にすでに腫れている状態では、さらに強い力を加えないことが重要です。工具が必要なほど固着しているのであれば、自分で工具を使う段階ではなく、専門家へ相談する目安と考えるほうが安全です。

自力で外れない場合はピアススタジオや医療機関へ相談する

痛みや腫れがなく、単にネジが固いだけなら、ボディピアスを扱う専門的なピアススタジオへ相談する方法があります。ジュエリーの構造に慣れたスタッフであれば、適切な器具を使って取り外せる場合があります。

一方、すでに腫れている、出血している、皮膚へ食い込んでいる、膿が出ているといった状態なら、ピアスショップだけで解決しようとせず医療機関へ相談するほうが適切です。皮膚科などへ電話し、ピアスが外れず周囲が腫れていることを伝えて対応可能か確認するとスムーズです。

ピアスの位置によっても適切な相談先は変わります。耳以外の部位や、粘膜に近い部位などの場合は、症状と場所を医療機関へ具体的に伝えてください。

レントゲン予定があるなら歯科医院にも事前に連絡する

歯科のレントゲン撮影を控えているためピアスを外したい場合、予約当日まで一人で格闘し続ける必要はありません。まず撮影予定の歯科医院へ電話し、「金属製ピアスが固着して外せず、外そうとして周囲が腫れている」と伝えて相談します。

歯科撮影では、撮影する部位や使用する装置によって金属アクセサリーへの対応が異なります。特に口や顔周辺の金属は画像に影響する場合がありますが、具体的に取り外しが必須かどうかは撮影内容を知っている歯科医院側に確認するのが確実です。

「レントゲンだから絶対に自分で外さなければならない」と考えて皮膚を傷つけてしまうより、事前に事情を説明し、どのように対応すべきか確認することが大切です。

無理に外した後はピアスホールの状態にも注意

最終的にピアスを取り外せたとしても、何度も引っ張ったり回したりした後は、ピアスホール周囲が傷ついている可能性があります。

赤みや軽い刺激感だけなら触りすぎないようにして経過を見ることになりますが、腫れが増える、強く痛む、膿のような分泌物が出るなどの変化があれば医療機関へ相談してください。

また、傷ついたホールへすぐ別のピアスを無理に通すと、さらに組織を刺激することがあります。再装着について迷う場合も、状態を確認してもらってから判断すると安心です。

今後ネジ式ピアスを固着させないためのポイント

ネジ式ピアスは「絶対に外れないほど強く締める」必要はありません。通常使用で緩まない程度に固定し、必要以上に締め込まないことが基本です。

長期間装着する場合は、製品の扱い方やピアスホールの状態に応じて定期的にジュエリーの状態を確認します。ネジ部分に汚れがたまったまま長期間放置しないことも、トラブル防止につながります。

またMRI、レントゲン、手術、健康診断などでアクセサリーを外す可能性がある場合には、直前ではなく数日前に問題なく着脱できるか確認しておくと安心です。

まとめ:ネジ式ピアスが外れず腫れたら力任せに続けない

ネジ式ピアスが外れない原因には、締めすぎ、汚れによる固着、ネジ山の問題、パーツの変形などがあります。痛みや腫れがない初期段階なら、手とジュエリーを清潔かつ乾いた状態にし、ゴム手袋などで滑りを抑えてゆっくり試す方法があります。

しかし、何度試しても動かず、すでに腫れや痛みが出ているなら、それ以上力を加えないことが重要です。ペンチなどの一般工具を身体に装着したピアスへ使用すると、皮膚の損傷やジュエリーの変形につながる可能性があります。

単純な固着なら専門的なピアススタジオへ相談する選択肢があり、腫れ、出血、食い込み、膿、強い痛みなどがある場合は医療機関への相談を優先します。検査のために取り外す必要がある場合は、検査を行う歯科医院や医療機関にも事前に事情を伝え、取り外しが本当に必要なのか、どのような対応が可能なのかを確認するのが安全です。

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