2026年8月25日午前11時50分ごろ、東京都中野区の中野ブロードウェイ1階にある高級腕時計店「TIME WALKER(タイムウォーカー)」で、ショーケースが破壊され、高級腕時計4本が盗まれる事件が発生しました。報道されている被害品はリシャール・ミル(Richard Mille)3本とパテック・フィリップ(Patek Philippe)1本で、販売価格は合計約2億円とされています。
約2億円という金額から「いったいどのモデルだったのか」と気になるところですが、2026年8月30日時点で確認できる警察発表や主要報道では、盗まれた4本それぞれの型番・リファレンス番号・製造年・個別販売価格は公表されていません。したがって、画像や事件当時の在庫状況だけから特定モデルを断定するのは適切ではありません。
この記事では、事件について公表されている情報と、リシャール・ミル、パテック・フィリップがなぜ数千万円から億単位になることがあるのかを整理しつつ、現時点で「分かっていること」と「まだ分からないこと」を明確に分けて解説します。
- 中野ブロードウェイのTIME WALKERで発生した高級時計窃盗事件
- 盗まれた4本について現在判明している情報
- リシャール・ミル3本は具体的にどのモデルだったのか
- パテック・フィリップ1本はどのモデルだったのか
- 事件直後のTIME WALKER在庫から盗難モデルを特定できる?
- ニュース映像の時計を見てモデルを断定するのが難しい理由
- なぜリシャール・ミルはこれほど高額なのか
- パテック・フィリップが高額になる理由
- 「販売価格2億円」と「定価2億円」は意味が違う
- 事件後にチリ国籍の男2人が逮捕
- 型番や年式が今後判明する可能性はある
- 現時点で「この4本だった」とするSNS情報には注意
- まとめ:ブランドと本数、約2億円の販売価格までは判明しているが型番は未公表
中野ブロードウェイのTIME WALKERで発生した高級時計窃盗事件
事件が起きたのは2026年8月25日午前11時50分ごろです。現場は東京都中野区の中野ブロードウェイ1階にある高級腕時計店「TIME WALKER」。同店はロレックス、オーデマ ピゲ、パテック フィリップ、リシャール・ミルなどを取り扱う時計店です。[参照:TIME WALKER公式サイト]
報道によると、2人組が店に入り、ハンマーのようなもので入口付近のショーケースを破壊して時計を持ち去りました。店内にいた時間は約10秒とされ、盗まれた時計の販売価格は合計約2億円と報じられています。
被害品のブランドについては複数の報道で共通しており、リシャール・ミル3本、パテック・フィリップ1本の計4本です。事件当時、店舗関係者5人がいたものの、けが人はいなかったとされています。[参照:テレビ朝日]
盗まれた4本について現在判明している情報
2026年8月30日時点で公表情報から確認できる内容を整理すると、次のようになります。
| 項目 | 判明している内容 |
|---|---|
| 被害本数 | 4本 |
| リシャール・ミル | 3本 |
| パテック・フィリップ | 1本 |
| 4本の販売価格 | 合計約2億円 |
| 個別モデル名 | 公表確認できず |
| 型番・リファレンス | 公表確認できず |
| 製造年 | 公表確認できず |
| 各時計の販売価格 | 公表確認できず |
| シリアル番号 | 公表確認できず |
特に注意したいのは「4本で約2億円」という情報から、それぞれが約5000万円だったと計算してしまうことです。これは単純平均にすぎず、実際の価格配分を意味しません。
例えば1本が1億円近い時計で、残り3本がそれぞれ数千万円という組み合わせでも総額約2億円になります。反対に比較的近い価格帯の4本だった可能性もあります。個別価格が公表されていない以上、正確な内訳は判断できません。
リシャール・ミル3本は具体的にどのモデルだったのか
事件を扱った報道では「リシャール・ミル3本」とされていますが、2026年8月30日時点で確認できる範囲では、RM 11、RM 35、RM 67などの具体的なシリーズ名やリファレンス番号までは公表されていません。
リシャール・ミルはモデルによる価格差が非常に大きいブランドです。素材、限定数、搭載する複雑機構、著名人とのコラボレーションなどによって、中古・二次流通市場でも数千万円級になる個体があります。そのため「リシャール・ミル」というブランド名だけでは販売価格を正確に推定できません。
また、時計ではケース素材がチタンなのか、カーボン系素材なのか、ゴールドなのか、宝石がセットされているのかによっても価格が大きく変化します。同じシリーズ名でも仕様違いで市場価格が大幅に異なることがあります。
パテック・フィリップ1本はどのモデルだったのか
パテック・フィリップについても、現時点で確認できる事件報道では「パテック・フィリップ1本」とされているだけで、ノーチラス、アクアノート、グランド・コンプリケーションなどのシリーズ名は公表されていません。
パテック・フィリップは1839年創業のスイス高級時計メーカーで、複雑時計からスポーツモデルまで幅広い時計を製造しています。とりわけ希少性の高いモデルや生産終了モデルは、正規販売時の価格とは大きく異なる価格で流通することがあります。
したがって「約2億円のうちパテック・フィリップが何円だったのか」についても、現段階では断定できません。ブランドと本数だけを根拠に具体的なモデルを当てはめると、誤情報になる可能性があります。
事件直後のTIME WALKER在庫から盗難モデルを特定できる?
TIME WALKER公式サイトにはオンライン在庫が掲載されており、事件後に確認できる在庫にはパテック・フィリップのノーチラスなど高額モデルも掲載されています。[参照:TIME WALKER公式在庫ページ]
しかし、事件後のWeb在庫に商品がないことを理由に「その時計が盗まれた」と判断することはできません。商品ページは通常の販売によって削除される場合がありますし、店頭在庫とオンライン掲載商品が完全に一致している保証もありません。
逆に、事件後もWebサイトに同型モデルが掲載されていたとしても、同じリファレンスの別個体である可能性があります。高級時計では同じ型番の商品が複数存在するため、型番だけでは個体を識別できません。
ニュース映像の時計を見てモデルを断定するのが難しい理由
事件報道には店舗や破壊されたショーケース、防犯カメラ映像などが掲載されています。テレビ朝日の報道でも事件現場の複数の写真・映像が公開されています。[参照:テレビ朝日]
しかし時計の外観が一瞬映っただけでは、正確なリファレンスを特定できないケースがあります。高級時計には外観が非常によく似た派生モデルがあり、文字盤、ケース素材、ベゼル、ムーブメントなどを確認して初めて判別できる場合があるからです。
さらに「事件前にショーケースにあった時計」と「実際に盗まれた時計」が同一であることを確認できなければ、画像からの推測は二重の不確実性を伴います。そのため信頼性を重視するなら、警察、店舗、保険会社などから個別モデルが正式に明らかになるまでは断定を避けるべきでしょう。
なぜリシャール・ミルはこれほど高額なのか
リシャール・ミルは2001年に最初の時計を発表した比較的新しい高級時計ブランドですが、現代の超高級時計を代表する存在の一つです。トノー型ケースやスケルトン構造など、ひと目でリシャール・ミルと分かりやすいデザインも特徴です。
高額になる背景には、複雑なムーブメント、高度なケース加工、チタンやカーボン系複合素材などの採用、少ない生産数などがあります。また一部モデルにはトゥールビヨンなど高度な時計機構が搭載されています。
その結果、一般的な高級腕時計とはさらに一段異なる価格帯の商品が存在します。中古市場でも希少モデルは非常に高額になるため、3本だけで被害額の相当部分を占めていた可能性はありますが、今回の3本について具体的な価格が公表されたわけではありません。
パテック・フィリップが高額になる理由
パテック・フィリップは世界を代表する伝統的な高級時計メーカーの一つです。永久カレンダー、ミニッツリピーター、クロノグラフなど高度な複雑機構を備えた時計を長年製造してきました。
一方、ノーチラスやアクアノートのようなスポーツ系コレクションも非常に高い人気があります。特定モデルでは需要に対して市場に出回る個体が少ないことから、二次流通価格が高額になることがあります。
つまりパテック・フィリップの場合も「ブランド名だけで価格が決まる」のではありません。モデル、リファレンス、素材、製造年代、状態、付属品などを確認して初めて、その個体の価値を具体的に評価できます。
「販売価格2億円」と「定価2億円」は意味が違う
今回の事件で報道されている約2億円は、4本の販売価格の合計とされています。ここは時計の価値を理解するうえで重要なポイントです。
高級腕時計の世界では、メーカーが設定する正規販売価格と、中古店・並行輸入店などで実際に提示される市場価格が同じとは限りません。希少モデルの場合、二次流通市場で正規価格を大きく上回ることがあります。
したがって「4本のメーカー定価を合計すると2億円」という意味だと解釈するのは正確ではありません。また、盗難被害における最終的な損害額がどのように認定されるかについても、報道段階の販売価格とは分けて考える必要があります。
事件後にチリ国籍の男2人が逮捕
事件はその後進展し、2026年8月28日までに警視庁がチリ国籍の男2人を窃盗容疑で逮捕したと報じられました。
報道によれば、2人は事件の4日前に来日し、事件2日前にも店舗を訪れていたとみられています。また逮捕されたうち1人は、時計を売却して金にする意図があった趣旨の供述をしていると報じられています。
さらに、盗まれた4本のうち1本については捜査の過程で状況が確認される一方、残る時計について「逃走中に落とした」という趣旨の供述も報じられています。2026年8月30日時点では事件について捜査が続いている段階であり、今後、被害時計の詳細や発見状況など新しい事実が明らかになる可能性があります。
型番や年式が今後判明する可能性はある
高級腕時計には通常、個体を管理するためのシリアル情報などが存在します。盗難品の捜査や流通防止という観点では、警察や所有者側が詳細な個体情報を把握している可能性があります。
ただし、捜査機関が把握している情報と一般向けに公表する情報は別です。捜査上の理由などから、型番やシリアル番号が一般公開されない場合もあります。
今後、警視庁や店舗から盗難品に関する情報提供が行われたり、報道機関が追加取材によって具体的なモデルを報じたりすれば、リファレンスまで特定できる可能性があります。それまでは未公表の部分を推測で補わないことが重要です。
現時点で「この4本だった」とするSNS情報には注意
約2億円という非常に大きな被害額とリシャール・ミルという特徴的なブランドから、SNSや掲示板では「このモデルではないか」という推測が出ることがあります。
しかし、時計の型番が正式に公表されていない段階では、それらは基本的に推測として扱う必要があります。特にTIME WALKERの過去の在庫ページ、検索エンジンのキャッシュ、SNS投稿などを組み合わせても、その時計が事件発生時にショーケース内にあり、さらに実際に持ち去られたことまで証明できるとは限りません。
E-E-A-Tの観点でも、事件記事では確認された事実、合理的な解説、推測を明確に分けることが大切です。個別モデルについて新しい公式情報が出れば、その時点で追記するのが最も正確な方法です。
まとめ:ブランドと本数、約2億円の販売価格までは判明しているが型番は未公表
2026年8月25日に中野ブロードウェイのTIME WALKERで発生した事件では、リシャール・ミル3本とパテック・フィリップ1本、合計4本の高級腕時計が盗まれ、販売価格の合計は約2億円と報じられています。
一方、2026年8月30日時点で確認できる主要報道では、4本それぞれのシリーズ、モデル名、リファレンス番号、年式、シリアル番号、個別販売価格は明らかにされていません。そのため「リシャール・ミルの○○が盗まれた」「パテック・フィリップの○○だった」と具体的なモデルを断定することは現状ではできません。
リシャール・ミルもパテック・フィリップもモデルによる市場価格の幅が非常に大きいため、4本で約2億円という総額だけから価格内訳を逆算することも困難です。単純平均なら1本5000万円ですが、これは実際の販売価格を示す数字ではありません。
事件後には容疑者2人の逮捕が報じられており、捜査は進展しています。今後、警察発表や店舗側から被害時計のリファレンスなどが公表されれば、各時計の仕様や市場価格について、より正確な特定が可能になるでしょう。それまでは、報道で確認できる「リシャール・ミル3本、パテック・フィリップ1本、販売価格計約2億円」という範囲を確定情報として扱うのが適切です。


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