ダナーのアンティゴ(d-1806)は、そのクラフトマンシップと耐久性で人気の高いブーツです。しかし、クロムエクセルとフルグレインレザーが混在していると感じる方も多いかもしれません。この記事では、ダナー アンティゴのアッパーに使われているレザーの違いと、それぞれのレザーが持つ特徴について解説します。
ダナー アンティゴ(d-1806)のレザータイプ
ダナー アンティゴ(d-1806)には、クロムエクセルとフルグレインレザーの2種類のレザーが使用されることがあります。レザーの違いが見た目や耐久性、履き心地にどのように影響するのかを理解することが重要です。
クロムエクセルは、アメリカのレザータナー「ホーウィン社」によって製造されるレザーで、オイルを多く含んでおり、柔軟性と防水性に優れています。経年変化により、色が濃くなる美しい変化を楽しむことができます。
クロムエクセルとフルグレインレザーの違い
クロムエクセルとフルグレインレザーは、どちらも高品質な素材ですが、以下の点で違いがあります。
- クロムエクセル – オイルを豊富に含み、しっとりとした手触りが特徴です。防水性が高く、柔軟で耐久性に優れています。経年変化が美しく、長く使うことで個性的な風合いに変わります。
- フルグレインレザー – 表面に傷や傷跡のない、最も高品質なレザーです。クロムエクセルよりも堅牢で、耐久性は非常に高いですが、硬さを感じることもあります。経年変化により、革の質感がより深くなります。
同じ型番でもレザーが異なる理由
同じ型番であっても、使用するレザーが異なることはあります。これは、製造過程で異なるレザーを選定する場合があるためです。例えば、特定のモデルでクロムエクセルレザーを使用している場合と、フルグレインレザーを使用している場合があります。
ダナー公式サイトでもクロムエクセルと記載されていますが、他の販売店や中古市場では異なるレザーが使われている場合もあるため、購入前にしっかりと確認することが大切です。
経年変化とおすすめレザーの選び方
レザーの経年変化を楽しむためには、どちらのレザーを選ぶかが重要です。
- クロムエクセルレザー – 柔らかさとツヤ感が魅力的で、経年変化を早く感じられます。柔軟性が高いため、長時間の使用でも快適さが続きます。色の深みが増す変化を楽しみたい方におすすめです。
- フルグレインレザー – より堅牢で耐久性が高いレザーを求めるなら、フルグレインレザーが最適です。硬さがあるため、最初は馴染みにくいこともありますが、使い込むことでしっかりと馴染み、経年変化によって革の質感が深まります。
まとめ
ダナー アンティゴ(d-1806)のクロムエクセルレザーとフルグレインレザーは、それぞれに特徴があります。柔らかくしっとりとした感触を求めるならクロムエクセルレザー、耐久性と堅牢さを重視するならフルグレインレザーが適しています。どちらも優れた経年変化を楽しむことができるため、使用するシーンや好みに応じて選ぶと良いでしょう。
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