ピアスのしこりは放置しても大丈夫?原因と対処法を解説

ピアス

ピアスを開けてから1ヶ月が経過し、ファーストピアスを外した際に耳たぶにしこりのようなコリコリしたものを発見した場合、それはよくある現象です。多くの人が経験するものであり、必ずしも危険なものではありません。しかし、放置することで悪化する可能性もあるため、適切な対処が必要です。

しこりの原因とは?

しこりの多くは、ピアスホールの内部で新しい皮膚が作られているために発生します。この場合、痛みや膿みが出ることはありません。しかし、しこりが中々治らない、痛い、熱を持っている、膿みが出る等の症状がある場合は、以下の原因も考えられます。

粉瘤(ふんりゅう)

粉瘤は皮膚の下に袋状のものができ、老廃物や垢がたまることで発生します。痛みや膿みがない場合もありますが、放置すると炎症を起こす可能性があります。

肉芽(にくが)

肉芽は、体がピアスを異物と認識し、排除しようとする反応で発生します。見た目が赤っぽく膨れ、痛みや膿が出る場合もあります。初期の小さなものであれば自然治癒することが多いですが、重症化すると治療が必要です。

しこりができた場合の対処法

しこりができた場合、まずは以下の対処法を試みてください。

1. ピアスを外す

初期段階のしこりの多くは、ピアスを外すことで治ります。ピアスを外すことでホールが塞がる可能性がありますが、症状が重い場合やしこりを治すことに専念したい場合は、ピアスを外しましょう。

2. 自然治癒を待つ

新しい皮膚ができたことで発生したしこりや初期の肉芽は、特に治療をせずとも自然治癒が可能です。清潔を保ちながら経過を見守りましょう。

3. ホットソークをする

ホットソークとは、人の体液に近いものを患部にあてることで新陳代謝を促し、患部の治癒を早めるケア方法です。やりすぎると悪化する可能性があるので、1日2回以上はしないようにしましょう。

4. 病院に行く

中々しこりが治らない場合や、痛みがひどい場合、またどうしても早急にしこりを取り除きたい場合は病院に行きましょう。受診する病院は皮膚科でOKですが、炎症を起こしていない状態のしこり切除は形成外科で行うのが一般的です。

しこりの上からピアスを開け直してはいけない理由

しこりがある部分に新たにピアスを開け直すことは避けましょう。しこりがある部分は通常の皮膚よりも固くなっているため、うまくピアスが貫通しない恐れがあります。また、しこりを傷つけて炎症を起こす可能性もあるため、刺激は禁物です。

まとめ

ピアスホールにしこりができることは珍しいことではありません。多くの場合、適切なケアを行うことで自然に治癒します。しかし、痛みや膿みが出る、しこりが大きくなるなどの症状がある場合は、早めに専門医に相談することをおすすめします。正しい知識とケアで、快適なピアスライフを送りましょう。

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