1960年代セイコーゴールドフェザーのバックケースを安全に開ける方法

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1960年代のセイコーゴールドフェザーは、当時世界最薄の三針手巻き腕時計として登場し、その精緻なデザインと薄型ムーブメントで高い評価を受けました。特に、18Kゴールドケースを採用したモデルは、コレクターズアイテムとしても人気があります。

セイコーゴールドフェザーのバックケースの構造

このモデルのバックケースは、スナップオン式(はめ込み式)であることが一般的です。ケースの側面に小さな切り込みがあり、ここに専用のケースオープナーの刃を差し込むことで、バックケースを外すことができます。

バックケースを開ける際の注意点

バックケースを開ける際は、以下の点に注意してください。

  • 適切な工具の使用:ケースオープナーの刃は、ケースの切り込みにぴったり合うものを使用してください。刃が合わないと、ケースやダイヤルに傷をつける可能性があります。
  • 均等な力の適用:一方向に偏った力を加えると、ケースが歪む原因となります。均等な力で慎重に開けてください。
  • 温度の調整:金属は温度変化により膨張・収縮します。バックケースが固くて開かない場合、冷蔵庫で数分間冷やすと、金属が収縮し開けやすくなることがあります。

おすすめの工具と番手

以下の工具と番手をおすすめします。

  • ケースオープナー:薄型のケースオープナーで、刃先が細く、ケースの切り込みにぴったり合うものを選んでください。
  • ヤスリ:粗目のヤスリは表面の大きな傷を取るのに適していますが、仕上げには細目のヤスリを使用してください。番手は#400〜#800程度が目安です。
  • フェルトパッド:仕上げ研磨には、フェルトパッドを使用すると、鏡面仕上げが可能です。

作業の流れ

作業は以下の手順で行ってください。

  1. バックケースの切り込みにケースオープナーの刃を差し込み、慎重に回して開けます。
  2. 内部のムーブメントを取り出し、必要に応じて清掃やオーバーホールを行います。
  3. 外装の傷が気になる場合、粗目のヤスリで表面を整え、細目のヤスリで仕上げます。
  4. 最後にフェルトパッドで研磨し、鏡面仕上げを施します。

まとめ

セイコーゴールドフェザーのバックケースは、スナップオン式であるため、適切な工具と慎重な作業で安全に開けることができます。作業中は、時計の状態や工具の使用方法に十分注意し、無理な力を加えないようにしてください。これらのポイントを守ることで、大切な時計を傷つけることなく、メンテナンスや修理を行うことができます。

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