燕尾服(えんびふく)は、男性の夜間の正礼装として、特別な儀式や式典で着用される格式の高い衣装です。この記事では、燕尾服の着用タイミングやおすすめのシーン、着こなしのポイントについて詳しく解説します。
燕尾服とは?
燕尾服は、ジャケットの後ろ裾が長くカットされており、その形状が燕の尾に似ていることから名付けられました。英語では「Evening Tailcoat」とも呼ばれ、18世紀末から19世紀初頭のフロックコートが起源とされています。現在では、夜間の正礼装として位置づけられています。
いつ着るのが正解?
燕尾服は、主に夜間(18時以降)の特別な儀式や式典で着用されます。具体的には、以下のようなシーンでの着用が一般的です。
- 宮中晩餐会
- 国家主催のパーティー
- 叙勲式
- ノーベル賞授賞式
- 結婚式の新郎や新郎新婦の父親
これらの場では、招待状に「ホワイトタイ(White Tie)」と記載されていることが多く、この場合は燕尾服の着用が求められます。
結婚式での着用について
結婚式において、燕尾服は新郎や新郎新婦の父親が着用することがあります。特に、新婦がイブニングドレスを着る場合など、夜の格式ある式典に合わせて燕尾服を選ぶことが一般的です。ただし、近年では昼間の結婚式でもモーニングコートが選ばれることが増えており、状況に応じた選択が求められます。
まとめ
燕尾服は、夜間の特別な儀式や式典で着用される最も格式の高い正礼装です。着用する際は、招待状のドレスコードを確認し、適切なシーンでの着用を心がけましょう。特別な場での燕尾服の着用は、格式を守りつつ、洗練された印象を与えることができます。
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