ロレックスなどの自動巻き時計で、数日間使用せずに置いておいた後、リューズを巻き上げて時間を合わせたにも関わらず秒針が止まってしまった場合、これは故障のサインなのでしょうか?この記事では、そんな疑問にお答えし、秒針が止まる原因とその対処方法について詳しく解説します。
1. 自動巻き時計の仕組みとその動作
自動巻き時計は、リューズを巻くことで内部のゼンマイが巻き上げられ、ゼンマイが解けることで動力が供給されます。しかし、しばらく使用しなかった場合、ゼンマイが完全に解けてしまい、動かなくなってしまうことがあります。特にロレックスのような高精度な時計でも、ゼンマイが緩んだり、十分に巻き上げられていなかったりすると、秒針が止まることがあります。
リューズを巻き上げることで内部のゼンマイが巻かれ、一定時間は動き続けますが、もし数日間動かしていない場合、ゼンマイが巻き切れている可能性があります。
2. 秒針が止まる原因
秒針が止まる主な原因は、ゼンマイの巻き上げが不十分なことです。リューズを手で巻く際に、十分に巻き上げないと時計が動き続けるために必要な力が供給されず、停止してしまうことがあります。また、時計を振った際にゼンマイが回転し、動き出すこともありますが、これも同様にゼンマイが完全に巻かれていないためです。
さらに、時計を長期間使用しない場合、内部の油分が乾燥し、歯車やムーブメントがスムーズに動作しないことも影響を与える可能性があります。
3. 解決方法と注意点
秒針が止まってしまった場合、まずはリューズを十分に巻き上げてみましょう。リューズを数十回しっかりと巻くことで、ゼンマイを完全に巻き上げることができ、時計が正常に動作するはずです。
もし、リューズを巻いても動かない場合は、時計のムーブメントに何らかの異常が発生している可能性があります。その場合は、専門の時計修理業者に持ち込んで点検を受けることをおすすめします。
4. 自動巻き時計のメンテナンス
自動巻き時計を長期間使用していると、ゼンマイやムーブメントに油分が乾燥してきます。これが原因で動作不良を起こすことがあるため、定期的なメンテナンスが必要です。特にロレックスなどの高級時計では、定期的にオーバーホールを行うことで、時計を長持ちさせることができます。
また、使用しない間は時計を一定の時間動かし続けるための「時計ワインダー」などを使用することで、ゼンマイを常に巻き上げておくことができます。これにより、時計を長時間使用しなくても、ムーブメントを保護することができます。
5. まとめ
ロレックスの秒針が止まった場合、多くの場合はゼンマイが完全に解けていることが原因です。リューズをしっかりと巻き上げることで動作が回復しますが、巻き上げても動かない場合は、時計のムーブメントに問題があるかもしれません。定期的なメンテナンスを行い、時計を長持ちさせるためのケアを行うことが重要です。
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