メガネを作る際、レンズの屈折率を1.60にするか1.67にするかは、見た目の厚みや重さ、価格にも関わる重要なポイントです。特に近視の度数が強くなるほど、どの屈折率を選ぶべきか迷う人が増えます。
非球面レンズの場合でも、フレームサイズや瞳孔間距離(PD)、度数によって適したレンズは変わります。この記事では、片眼-3.75、もう片眼-4.50程度の近視で、1.60ASと1.67ASのどちらを選ぶべきか判断するためのポイントを解説します。
1.60ASと1.67ASレンズの違い
メガネレンズの1.60や1.67という数字は、レンズの屈折率を表しています。数字が大きいほど、同じ度数でもレンズを薄く作ることができます。
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| 1.60AS | 標準的な薄型レンズ。価格と厚みのバランスが良い |
| 1.67AS | より薄くできる高屈折レンズ。強めの近視向き |
ただし、屈折率が高ければ必ず快適になるわけではありません。レンズの厚みは度数だけでなく、フレームサイズやレンズ設計によっても変わります。
-3.75〜-4.50の近視では1.60でも作れる場合が多い
片眼-3.75、もう片眼-4.50程度の度数は、中度近視に分類されることが多く、1.60ASでも十分対応できるケースがあります。
特にレンズ幅52〜58mm、PD62〜66mmの場合、顔幅に対して極端に大きすぎないフレームを選べば、1.60でも厚みが目立ちにくい可能性があります。
例えば、レンズ幅52mm程度の小さめフレームであれば、-4.50程度の度数でも中心から外側に向かう厚みを抑えやすく、1.60レンズでも自然な仕上がりになることがあります。
1.67ASを選ぶメリット
一方で、見た目の薄さを重視する場合や、レンズの厚みが気になる場合は1.67ASを選ぶメリットがあります。
特に以下のような条件では1.67ASが向いています。
- フレームサイズが大きい
- レンズの端の厚みをできるだけ目立たせたくない
- 横から見た時の厚みが気になる
- 薄型レンズの見た目を優先したい
例えば、レンズ幅58mmの大きめフレームを選ぶ場合、同じ-4.50でもレンズ外側の厚みが増えやすいため、1.67ASにすることで見た目がすっきりすることがあります。
1.67ASのデメリットも確認する
1.67ASは薄くできる反面、価格や光学性能面で注意点もあります。
一般的に高屈折レンズほど価格が高くなる傾向があり、また屈折率が高いレンズはアッベ数が低くなるため、周辺部で色のにじみを感じる可能性があります。
ただし、通常の使用で大きな違いを感じない人も多く、見た目の薄さを優先する場合には十分検討する価値があります。
フレームサイズとPDの関係が重要
レンズの厚みを考える時は、度数だけではなくフレームサイズとPD(瞳孔間距離)のバランスを見ることが大切です。
PDとは左右の瞳の距離のことで、レンズの中心位置を決める重要な数値です。フレームが大きく、レンズ中心から目の位置が離れるほど、レンズの外側が厚くなりやすくなります。
例えば、PD62mmの人が大きなレンズ幅58mmのフレームを選ぶ場合、小さいフレームを選んだ場合よりも厚みが出やすくなる可能性があります。
見た目重視なら1.67、コスト重視なら1.60がおすすめ
今回のような-3.75〜-4.50程度の度数では、どちらを選んでも使用上は問題ない場合が多いです。
選び方の目安としては、以下のように考えると分かりやすくなります。
| 重視するポイント | おすすめ |
|---|---|
| 価格とのバランス | 1.60AS |
| レンズの薄さや見た目 | 1.67AS |
| 大きめフレームを使う | 1.67AS |
| 小さめフレームを使う | 1.60ASでも十分な場合が多い |
メガネを正面から見た時の印象を大切にしたい場合は1.67AS、価格や自然な見え方とのバランスを取りたい場合は1.60ASが向いています。
購入時は店員に厚みシミュレーションを相談する
最終的には、購入するメガネ店で実際のフレームと度数を合わせて相談するのがおすすめです。
同じ度数でも、選ぶフレームによって完成時の厚みは大きく変わります。店舗によってはレンズ厚のシミュレーションや過去の加工例を確認できる場合があります。
特にお気に入りのフレームが決まっている場合は、レンズを先に決めるよりも、そのフレームに合わせて最適な屈折率を選ぶ方が失敗しにくくなります。
まとめ
片眼-3.75、片眼-4.50程度の近視であれば、1.60ASでも十分対応できるケースは多くあります。しかし、レンズ幅が大きいフレームを選ぶ場合や、厚みをできるだけ抑えたい場合は1.67ASを選ぶメリットがあります。
コストとバランスを重視するなら1.60AS、見た目の薄さを優先するなら1.67ASという考え方がおすすめです。
最終的には度数だけで判断せず、フレームサイズやPDとの組み合わせを確認しながら、自分の優先したいポイントに合わせて選ぶことが、満足できるメガネ作りにつながります。


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