最近、眼鏡屋に行っても縁なしやナイロールタイプのフレームをあまり見かけなくなった、と感じる方も多いでしょう。かつては軽量でスタイリッシュな選択肢として人気があったこれらのデザインですが、現在では少なくなっています。その背景には製造技術やコスト、さらに市場のニーズ変化が影響しています。
縁なし・ナイロールフレームとは
縁なしフレームは文字通りレンズの周囲に枠がなく、レンズだけを直接テンプル(耳にかける部分)とブリッジで支えるデザインです。ナイロールは、レンズの上部に細いワイヤーを通し、下部は枠がないタイプを指します。
両タイプとも軽量で洗練された印象を与え、ビジネスシーンやカジュアルでも人気がありました。
製造技術の難しさ
縁なし・ナイロールは、フレームとレンズの接続部分の精密さが求められます。レンズに穴を開けたり、専用のネジで固定する技術は熟練を要し、量産効率が低いのが現状です。
さらに、ナイロールではワイヤーの張力やレンズの厚みによって歪みや緩みが生じやすく、調整や検品に手間がかかります。これが製造コストを押し上げ、販売価格も高めになりやすい要因です。
コストパフォーマンスの問題
縁なし・ナイロールの製造コストはフルリム(枠付き)に比べて高くなる傾向があります。原材料費はもちろん、製造工程の複雑さや品質管理の手間がコストに直結するからです。
価格が高くなる一方で、軽量フレームやセルフレームなど他のデザインが普及し、購入者がそちらを選びやすくなったことも需要減少の背景にあります。
市場のニーズ変化
近年の眼鏡市場では、個性を出せるセルフレームや、カジュアルに使えるフルリム、スポーツ向けの耐久フレームなど、実用性とデザイン性を両立したタイプが人気です。縁なし・ナイロールは軽くて目立たないデザインですが、耐久性やレンズ交換のしやすさでフルリムに劣る場合があります。
また、若年層ではメタルやカラーフレームのトレンドがあり、縁なし・ナイロールの需要は限定的になっています。
まとめ
縁なしやナイロール眼鏡が店頭で見かけにくくなった理由は、主に以下の3つです。
- 製造技術が難しく熟練を要するため、量産効率が低い
- コストパフォーマンスが高く、価格競争で不利
- 市場のニーズが変化し、耐久性やデザインで他タイプが優勢
もし縁なしやナイロールを探したい場合は、専門店やオンラインショップで探すと選択肢が見つかりやすくなります。


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