メガネを作る際、多くの人は「できるだけ薄いレンズにしたい」と考えます。しかし、実際のメガネ作りでは、あえて標準的な厚みのレンズを選んだり、フレームとのバランスを考えて薄型加工を控えたりする場合があります。この記事では、メガネのレンズをあえて厚めにする理由や、フレームとの相性、見た目と機能のバランスについて詳しく解説します。
メガネであえて厚めのレンズを選ぶことはあるのか
メガネのレンズ選びでは、必ずしも「薄ければ薄いほど良い」というわけではありません。レンズの厚みは、度数だけでなくフレームの形状やデザインとの相性も重要になります。
例えば、太めのセルフレームやクラシックなデザインのメガネでは、薄すぎるレンズよりもある程度厚みがある方がフレームとの一体感が出ることがあります。
逆に、細いメタルフレームや縁が小さいフレームでは、レンズの厚みが目立ちやすいため、薄型レンズを選ぶメリットが大きくなります。
薄型レンズにしない理由は見た目のバランス
レンズを薄く加工すると、レンズの端部分が目立ちにくくなり、顔周りがすっきり見えるメリットがあります。しかし、フレームによっては薄型レンズが必ずしも最適とは限りません。
例えば、厚みのあるウェリントン型やボストン型のフレームでは、レンズだけが薄くなることで、フレームとの厚みのバランスが崩れることがあります。
メガネはレンズ単体ではなく、フレームとレンズを組み合わせて完成するアイテムです。そのため、全体のデザイン性を重視して標準的な厚みのレンズを選ぶケースもあります。
レンズの厚みは度数や素材によって変わる
レンズの厚みは、使用する素材や屈折率によって大きく変化します。同じ度数でも、高屈折率の薄型レンズを使うことで厚みを抑えることができます。
ただし、薄型レンズには価格が高くなる、素材によっては光学的な特徴が変わるなどの違いがあります。そのため、すべての人に最高屈折率のレンズが必要というわけではありません。
例えば、軽度の近視であれば標準レンズでも十分きれいに仕上がる場合があります。一方で、強度近視の場合はレンズ端の厚みを考慮して薄型レンズを選ぶことが多くなります。
あえて厚みを残した方が良いフレームの例
厚みを活かしたデザインのフレームでは、レンズの厚みがデザインの一部になることがあります。特にヴィンテージ風のフレームや太いプラスチックフレームでは、レンズの存在感が自然に馴染む場合があります。
例えば、黒い太セルフレームに少し厚みのあるレンズを入れると、レンズの縁がフレームに隠れやすく、全体的に重厚感のある仕上がりになります。
反対に、細いフレームに厚いレンズを入れると、横から見た時にレンズの厚みが目立つ可能性があるため、フレーム選びとの組み合わせが重要です。
メガネ店ではどのようにレンズを提案しているのか
多くのメガネ店では、単純に最薄レンズをすすめるのではなく、フレームの形、使用目的、予算、見た目の希望などを考慮して提案します。
購入時には「できるだけ薄くしたい」という希望だけでなく、「フレームとのバランスを重視したい」「横から見た厚みが気になる」など具体的な希望を伝えることが大切です。
例えば、同じ度数でも普段使いのカジュアルメガネと、仕事用の細いフレームでは、最適なレンズ選びが変わることがあります。
まとめ:メガネは薄さだけでなく全体のバランスで選ぶことが大切
メガネ作りでは、あえて厚めのレンズを選ぶことはあります。これは手抜きではなく、フレームとのデザインバランスや仕上がりを考えた選択です。
レンズは薄ければ必ず美しく見えるわけではなく、フレームとの相性や使用する人の好みによって最適な厚みが変わります。
メガネを購入する際は、価格や薄さだけに注目せず、フレームとレンズを合わせた完成時の印象を考えることで、より満足度の高い一本を選ぶことができます。


コメント