おしゃれに興味を持ち始めると、服装や髪型、メイクなどを参考にできる「ロールモデル」が欲しくなることがあります。しかし、身長や体型、顔立ち、雰囲気まで自分に似ていて、なおかつ好みのファッションをしている人となると、簡単には見つかりません。
ファッションにおけるロールモデルは、必ずしも自分とそっくりな一人を探す必要はありません。むしろ「体型はこの人」「服のテイストはこの人」「髪型はこの人」のように、参考にするポイントごとに複数人を使い分けるほうが実生活へ取り入れやすくなります。
この記事では、自分に合ったファッションのロールモデルを見つける方法から、推しを参考にしてもよいのか、自分と似た人が見つからない場合の考え方まで詳しく紹介します。
- ファッションのロールモデルとは?完全に真似する相手ではない
- 最初に「何が似ている人を探したいのか」を決める
- Instagram・Pinterest・WEARなどで「特徴+系統」を検索する
- 好きなコーデを先に集めるとロールモデルが見つかりやすい
- ロールモデルは一人に決めなくてもいい
- 推しをロールモデルにしても問題ない
- 芸能人よりショップスタッフが参考になることもある
- 体型が似ていても同じ服が似合うとは限らない
- ロールモデル探しでは顔が似ていることを重視しすぎない
- 「好きだけど自分には似合わない」をどう扱う?
- ロールモデル候補を3人程度選んで実際に試してみる
- ロールモデルが途中で変わっても問題ない
- 最終的には「自分自身」が基準になっていく
- まとめ:ロールモデルは「自分にそっくりな一人」を探さなくていい
ファッションのロールモデルとは?完全に真似する相手ではない
ファッションでいうロールモデルは、自分の服装や髪型、メイクなどを考えるときの「参考になる人物」と捉えると分かりやすいでしょう。その人物と同じ人間になることが目的ではありません。
例えば「シンプルな服なのに洗練されて見える」「色の組み合わせが好み」「自分と同じくらいの身長なのにロングコートを上手に着ている」といった部分だけでも、十分に参考になります。
ロールモデルは自分の完成形を決める人ではなく、自分のおしゃれの選択肢を増やしてくれる参考資料と考えると、かなり探しやすくなります。
最初に「何が似ている人を探したいのか」を決める
自分に似た人を探しても見つからない場合、「似ている」の条件が多すぎる可能性があります。顔、身長、体型、髪型、年齢、パーソナルカラー、服の好みなどを全部一致させようとすると、候補者は極端に少なくなります。
そこで、まずは自分がおしゃれを考えるうえで重要だと思う条件を2~3個程度に絞ります。例えば「身長が近い」「骨格や体型が近い」「好きな服の系統が近い」という探し方です。
反対に、バッグやアクセサリーの合わせ方を参考にしたいだけなら、身長や顔立ちはそれほど重要ではありません。何を参考にしたいのかによって、似ている必要があるポイントも変わるということです。
Instagram・Pinterest・WEARなどで「特徴+系統」を検索する
ロールモデル候補を探すときは、芸能人だけでなくSNSのコーディネート投稿も役立ちます。Instagram、Pinterest、WEARなどでは、身長やファッションジャンルを組み合わせて探すことができます。
例えば「低身長 カジュアル」「160cm モード」「骨格ウェーブ 韓国ファッション」「高身長 きれいめ」のように、自分の特徴+好きなファッションで検索します。
ブランドのスタッフコーデも参考になります。ショップスタッフの場合、身長が掲載されていることも多く、「この身長でこの丈のパンツを着るとこのくらいになる」といった具体的なイメージをつかみやすいメリットがあります。
好きなコーデを先に集めるとロールモデルが見つかりやすい
「誰をロールモデルにするか」から考えるのではなく、先に好きな服装の画像を集める方法もおすすめです。SNSやファッションサイトを見ながら、直感的に好きだと思ったコーデを保存していきます。
20~30枚ほど集めて見返すと、「黒・白・グレーが多い」「ワイドパンツが多い」「女性らしい服にスニーカーを合わせている」「アクセサリーはシルバーが多い」など、自分でも気づかなかった共通点が見えてきます。
同じ人物の投稿を何度も保存していることに気づく場合もあります。その人は、すでに自分にとってロールモデルに近い存在といえるでしょう。
ロールモデルは一人に決めなくてもいい
実用性を考えるなら、複数のロールモデルを持つ方法があります。一人の人物に自分の条件をすべて満たしてもらう必要がなくなるため、自分に似た人が見つからない場合にも有効です。
| 参考にしたい要素 | ロールモデルを選ぶ基準 |
|---|---|
| 服のシルエット | 身長・体型が近い人 |
| コーディネート | 好きな系統の服を着る人 |
| ヘアスタイル | 顔型・髪質が近い人 |
| メイク | 顔立ちや雰囲気が近い人 |
| 色使い | 好きな配色が多い人 |
| バッグ・アクセサリー | 小物使いが好みの人 |
例えば「体型と着丈の参考はショップスタッフAさん、色使いはモデルBさん、アクセサリーは好きなアイドルCさん」という選び方でも問題ありません。
むしろ複数人から好きな要素を取り入れることで、誰かのコピーではない自分自身のスタイルが作られていきます。
推しをロールモデルにしても問題ない
好きなアイドル、俳優、モデル、インフルエンサーなどの「推し」をファッションの参考にすることもできます。推しだからロールモデルには向かない、という決まりはありません。
ただし「好き」と「自分が着たい」は分けて考えると失敗しにくくなります。推しが着ているから好きな服と、自分自身が実際に着たい服は必ずしも一致しないためです。
例えば推しの派手な衣装そのものを日常で再現するのが難しくても、「黒をベースに差し色を一色入れる」「シルバーアクセサリーを重ねる」「オーバーサイズのトップスに細身のボトムを合わせる」といったコーディネートの法則だけを取り入れることはできます。
芸能人よりショップスタッフが参考になることもある
芸能人やモデルは魅力的なロールモデル候補ですが、実際に服を購入するときにはショップスタッフのコーディネートが非常に参考になることがあります。
モデル写真ではスタイルをきれいに見せる撮影が行われていますが、スタッフコーデでは身長が明記され、同じ服を異なる身長のスタッフが着用している場合があります。そのためオンラインショッピングの着丈確認にも便利です。
お気に入りブランドがあるなら、そのブランドの公式通販サイトから自分と身長が近いスタッフを探し、その人の着こなしを継続的に確認する方法もあります。
体型が似ていても同じ服が似合うとは限らない
ロールモデル探しでは身長や体型が注目されがちですが、それだけで似合う服が決まるわけではありません。同じ160cmでも、肩幅、脚と胴の比率、顔の印象、髪型などによって服を着たときの見え方は変わります。
また本人が何を「似合う」と感じるかも重要です。体型的には似合うとされる服でも、自分の性格や好みと合わなければ着なくなってしまいます。
そのため「この人と同じ体型だから全部真似しよう」と考えるより、「このシルエットなら自分にも応用できそう」と一つずつ試すほうが実践的です。
ロールモデル探しでは顔が似ていることを重視しすぎない
自分と顔が似ている芸能人を探してロールモデルにする方法もありますが、ファッションを目的とするなら顔の一致度を最優先にする必要はありません。
服装では全身のシルエットや色、素材、丈感などが大きな要素になります。一方、メイクや前髪、眉毛、メガネなどを参考にする場合には、顔型やパーツの雰囲気が近い人のほうが参考になる場合があります。
つまり、服と美容で別々のロールモデルを設定してもよいのです。この考え方をすると候補が大幅に増えます。
「好きだけど自分には似合わない」をどう扱う?
ファッション画像を集めていると、「すごく好きだけれど自分が着ると違う気がする」というコーデも出てきます。その場合、コーデ全体ではなく好きな要素を分解します。
例えば鮮やかな赤いロングコートに惹かれたものの、自分には派手すぎると感じたなら、赤をバッグや靴下など小さな面積で取り入れる方法があります。ミニスカートとロングブーツの組み合わせが好きでもミニ丈を着たくなければ、膝丈やロング丈へ置き換えることもできます。
ロールモデルのコーデを100%再現するのではなく、自分が好きになった理由を抽出することが、自分らしいおしゃれにつながります。
ロールモデル候補を3人程度選んで実際に試してみる
候補が見つかったら、見るだけではなく一度手持ちの服で再現してみることも大切です。完全に同じ商品を買う必要はありません。
例えば「白シャツ+ワイドデニム+黒いバッグ」というコーデなら、まず手持ちの似たアイテムで組み合わせます。鏡で見たり写真を撮ったりすると、自分に取り入れたい部分と変えたい部分が分かります。
この作業を何回か繰り返すと、「トップスはコンパクトなほうが好き」「足元にボリュームがあるほうが落ち着く」など、自分自身の好みが具体的になっていきます。
ロールモデルが途中で変わっても問題ない
ファッションの好みは、年齢や生活環境、仕事、季節などによって変化します。そのため一度決めたロールモデルをずっと参考にし続ける必要はありません。
最初は韓国系ファッションが好きだった人が、数年後にはシンプルなモード系を好きになることもあります。学生から社会人になれば、参考にしたい服装そのものが変わることも自然です。
定期的に保存したコーデを見返し、「今もこれが好きなのか」を確認すると、現在の自分に合った方向性を見つけやすくなります。
最終的には「自分自身」が基準になっていく
おしゃれを始めたばかりの時期は、誰かを参考にすることで服選びが格段に楽になります。しかし、さまざまなコーデを試しているうちに「これは好き」「これは着ない」という自分なりの基準ができてきます。
例えば「トップスは無地が好き」「ボトムはゆったりしたものが落ち着く」「アクセサリーだけ少し個性的にしたい」といったルールが見えてくれば、それ自体が自分のスタイルです。
ロールモデルはそのスタイルを発見するための手掛かりでもあります。誰かに完全に似せることより、自分が心地よく感じる要素を見つけることのほうが長期的には役立ちます。
まとめ:ロールモデルは「自分にそっくりな一人」を探さなくていい
ファッションのロールモデル探しでは、顔、身長、体型、年齢、雰囲気まですべて自分に似ている人物を探そうとすると、なかなか候補が見つかりません。
「体型が近い人」「服装が好きな人」「メイクを参考にしたい人」のように目的ごとに複数のロールモデルを持つと、無理なく自分のファッションへ取り入れられます。推しをその一人に加えることも問題ありません。
まずはSNSやファッションサイトで「自分の身長・体型の特徴+好きなファッション系統」を検索し、好きだと思ったコーデを保存してみましょう。画像がある程度集まったところで共通点を探すと、自分が本当に好きな服装と参考にしたい人物が見えてきます。
最初は誰かを参考にしていても、試着やコーディネートを繰り返すほど自分自身の「好き」「似合う」「着やすい」という基準が育っていきます。ロールモデルをゴールにするのではなく、自分らしいスタイルを見つけるためのヒントとして活用するのがおすすめです。

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