StüssyやSupremeはダサい?「おしゃれなブランド」と量産型ではない服の選び方を解説

メンズ全般

ファッションについて調べていると、StüssyやSupremeのような有名ブランドに対して「おしゃれ」という評価がある一方、「ダサい」「着ている人が多い」といった意見も目にします。しかし、こうした評価だけを基準にブランドを選んでいると、今度は「結局どのブランドならおしゃれなのか」という疑問に行き着きます。

実際のところ、ブランドそのものに絶対的な「おしゃれ・ダサい」の境界線があるわけではありません。同じブランドでもアイテムの選択、サイズ感、色合わせ、着る人の雰囲気によって印象は大きく変わります。また「量産型ではないブランド」を探す場合も、単純に知名度の低いブランドを選べばよいとは限りません。

この記事では、StüssyやSupremeがなぜ評価の分かれるブランドなのかを整理しながら、ブランドネームだけに頼らず自分らしいファッションを作る考え方と、ストリート系から一歩広げてチェックしたいブランドの方向性を紹介します。

StüssyやSupremeは本当にダサいブランドなのか

最初に整理しておきたいのは、StüssyやSupremeは「ダサいブランド」と一括りにできる存在ではないということです。両者ともストリートファッションの歴史を語るうえで重要なブランドであり、それぞれ独自のカルチャーや背景を持っています。

Stüssyは1980年代の南カリフォルニアのサーフカルチャーを起点として発展し、ストリートウェアを代表する存在の一つとなりました。現在も世界的に展開しており、単に一時的な流行によって有名になったブランドとは性格が異なります。

Supremeも1994年にニューヨークでスタートし、スケートボードカルチャーと密接な関係を持ちながら成長しました。ファッションだけを見るのではなく、その背景にあるスケート、音楽、アートなどまで含めて評価されてきたブランドです。

有名ブランドほど「ダサい」と言われやすい理由

人気ブランドには一種の逆説があります。人気が高くなるほど着用者が増え、街やSNSで目にする機会も増加します。その結果、以前は個性的だったアイテムが「よく見る服」に変化することがあります。

特にブランドロゴが大きく入ったTシャツ、パーカー、キャップなどは、一目でブランドが分かるため印象に残ります。同じようなコーディネートをする人が増えると、「ブランドを着ているだけ」「量産型」という評価につながる場合があります。

しかし、これは商品のデザイン性とは別の問題です。例えば同じStüssyでも、大きなロゴのTシャツを主役にする着方と、シンプルなシャツやパンツを取り入れる着方では印象が大きく異なります。ブランド名ではなく「何を選んで、どう組み合わせるか」が重要です。

そもそも「量産型ファッション」とは何を意味するのか

ファッションにおける「量産型」という言葉には厳密な定義がありません。一般的には、流行しているブランド、同じようなシルエット、定番アイテムなどを組み合わせた結果、多くの人と似た格好になっている状態を指して使われます。

例えば「人気ブランドのロゴTシャツ+ワイドパンツ+流行中のスニーカー」という組み合わせが広く流行すれば、それぞれのアイテム自体が優れていても、似たコーディネートをする人は増えます。

逆に、知名度の低いブランドだけを集めても、流行しているシルエットや色をそのままコピーすれば似た印象になることがあります。そのため量産型を避けることと、マイナーブランドを買うことは同じではありません。

「おしゃれなブランド」より自分の好きな系統を決める

ブランド探しを始める前に、「どんな服装を格好いいと思うのか」を整理すると選択肢を絞りやすくなります。ストリート、スケーター、ワーク、アウトドア、モード、トラッド、ミリタリー、古着など、ファッションにはさまざまな方向性があります。

例えばSupremeが好きなのがスケートカルチャー由来の雰囲気だからなのか、ボックスロゴが好きだからなのかでも、次に探すブランドは変わります。前者ならスケートブランドを掘り下げる選択肢があり、後者ならグラフィックやタイポグラフィーを得意とするブランドを探す方法があります。

Stüssyのゆったりしたストリートスタイルが好きなら、ストリートウェアだけでなくワークウェアやアウトドア系へ広げても相性のよいアイテムを見つけられます。ジャンルを横断すると、全身を一つの流行で統一するより個性を作りやすくなります。

ストリート好きがチェックしたいブランドの方向性

StüssyやSupremeから別のブランドへ広げたい場合、単純な「上位互換」を探すのではなく、それぞれのブランドが持つ背景から選択肢を増やしてみるとよいでしょう。

方向性 ブランド例 特徴
スケート Palace、Dime スケートカルチャーを軸にしたストリートスタイル
日本発ストリート WTAPS、NEIGHBORHOOD ミリタリーやワークなどを取り入れたスタイル
グラフィック・カルチャー Brain Dead アートやサブカルチャーを感じさせるデザイン
ワーク Carhartt WIP ワークウェアを現代的なファッションとして取り入れやすい
アウトドアミックス and wander アウトドアの機能性とファッション性を組み合わせたデザイン
日本的なカジュアル nanamica 機能素材と日常着を組み合わせた比較的落ち着いたデザイン

ここに挙げたブランドも決して「人と被らないこと」を保証するものではありません。人気が高まれば当然着用者は増えます。ブランドリストは正解集ではなく、好みを広げる入口として考えるのが適切です。

人と被りにくい服を探すならセレクトショップを見る

ブランド名を一つずつ検索するだけでなく、好みに合うセレクトショップから探す方法もあります。セレクトショップでは複数ブランドの商品が一つの世界観に沿って並ぶため、知らなかったブランドを発見しやすいからです。

例えば気に入ったパンツを見つけたら、その商品のブランドページを確認し、公式サイトや過去コレクションまで調べます。そこからデザイナー、取扱店、関連ブランドへ辿っていくと、SNSで頻繁に見かける商品だけを追いかける状態から抜けやすくなります。

実店舗にもメリットがあります。知らないブランドでも生地、縫製、シルエットを実際に比較でき、スタッフに「この服と似た雰囲気で、もう少しシンプルなもの」と相談することもできます。

古着を混ぜると同じブランドでも量産型に見えにくい

新品ブランドだけでコーディネートを完成させる必要もありません。古着には現行品にはない色、プリント、シルエット、経年変化があります。

例えば現行のStüssyのトップスに古いワークパンツを合わせたり、無地の現行アイテムにヴィンテージのジャケットを組み合わせたりすれば、全身を人気商品の組み合わせだけで構成するより個人的なスタイルを作りやすくなります。

ただし、古着であるだけで自動的におしゃれになるわけではありません。サイズや状態を確認し、自分の手持ちの服と組み合わせられるかを考えて購入することが重要です。

ブランドよりサイズ感のほうが印象を左右することも多い

同じTシャツでも、肩幅、着丈、身幅が変わるだけで着用時の印象は大きく変化します。特にストリートファッションでは、オーバーサイズにするのかジャストサイズにするのかが全体のシルエットを左右します。

例えば上半身もパンツも極端に大きくすると全体が重く見えることがあります。一方で、大きめのトップスに対してパンツのシルエットや靴のボリュームを調整すると、意図的なスタイリングに見えやすくなります。

「何のブランドを着ているか」より「自分の体型とコーディネートに合ったサイズを選べているか」のほうが重要になる場面は少なくありません。

ロゴの知名度だけで服を選ばない

ブランドに詳しくなり始めると、「知っている人だけが知っているブランド」を着ること自体が目的になってしまうことがあります。しかし、マイナーであることとデザインが自分に似合うことは別です。

逆にSupremeやStüssyのような有名ブランドでも、ロゴがほとんど目立たない商品や、素材・シルエットを楽しめるアイテムがあります。有名ブランドを避ける必要はありません。

ブランドタグを隠した状態でも欲しいと思えるかを想像すると判断しやすくなります。「Supremeだから欲しい」ではなく「このジャケットの形と色が好きで、それがSupremeだった」という順序なら、ブランド名だけに左右されにくくなります。

おしゃれは「他人と違うこと」だけでは決まらない

人と被らないことを追求しすぎると、今度は「誰も着ていないブランドを着なければならない」という別のルールに縛られてしまいます。

白Tシャツ、デニム、スニーカーのような非常に一般的な組み合わせでも、サイズ、丈、素材、色落ち、小物などの選び方でその人らしい服装になります。定番を上手に着ることもファッションの楽しみ方です。

また、周囲からの評価は一定ではありません。同じコーディネートを「シンプルで格好いい」と感じる人もいれば、「普通」と感じる人もいます。万人からおしゃれだと思われるブランドを探すことには限界があります。

自分らしいブランドを見つけるための具体的な探し方

まず自分が現在持っている服の中から、特に気に入っている3~5着を選んでみます。そして「色」「シルエット」「素材」「グラフィック」「背景となるカルチャー」のどこが好きなのかを書き出します。

例えば「黒が多い」「ロゴは小さいほうが好き」「太めのパンツが好き」「ミリタリーっぽい服が好き」と分かれば、次に探すべきブランドも自然に絞れます。

さらにブランドのルックブックを見ることもおすすめです。商品単体ではなくモデルが全身を着用した写真を見ることで、そのブランドが想定しているサイズ感や組み合わせ方が分かります。気に入ったブランドから関連するデザイナーやショップを調べていけば、自分だけの選択肢が徐々に増えていきます。

まとめ:おしゃれなブランドに絶対的な正解はない

StüssyやSupremeは知名度が高く着用者も多いため、ときに「量産型」「ダサい」と評されることがあります。しかし、それだけでブランド自体の価値や着こなしの良し悪しが決まるわけではありません。

量産型に見えるかどうかもブランドだけで決まるものではなく、アイテム、サイズ、配色、靴、小物、古着との組み合わせなどによって変わります。有名ブランドを着ながら自分らしいコーディネートを作ることも十分可能です。

「おしゃれと言われているブランド」を探すより、自分がなぜその服を格好いいと思うのかを理解し、その好みからブランドを掘り下げることが、自分らしいスタイルを作る近道です。

StüssyやSupremeが好きなら無理に卒業する必要はありません。そこからPalace、Dime、WTAPS、NEIGHBORHOOD、Brain Dead、Carhartt WIPなどへ視野を広げたり、さらに古着やワーク、アウトドア、モードなど別ジャンルを混ぜたりすることで、ブランド名だけでは表現できない自分自身のスタイルを作っていけます。

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