スニーカーや運動靴が汚れてくると、靴紐を外して洗うべきか、それとも付けたまま洗ってもよいのか迷うことがあります。軽い汚れなら靴紐を付けた状態でも手入れできますが、しっかり洗う場合は基本的に靴紐と取り外せるインソールを外し、それぞれ別に洗う方法がおすすめです。
ただし、シューズは素材や接着方法によって適切な手入れ方法が異なります。キャンバスや合成繊維のスニーカーと、天然皮革・スエードを使用した靴では同じ洗い方ができないため、最初にメーカーのケア表示や取扱説明を確認することが大切です。
靴紐を付けたままシューズを洗うことはできる?
水洗いできるスニーカーであれば、靴紐を付けたまま洗うこと自体は可能です。表面の泥やホコリを軽く落とす程度なら、わざわざ紐をすべて外さなくても手入れできます。
一方、本格的に洗うなら靴紐は外してシューズ本体と別々に洗ったほうが、細部まできれいにしやすくなります。紐が通ったままだと、アイレット周辺やシュータンの一部など、ブラシが届きにくい場所が生まれるためです。
例えば白いスニーカーの場合、アッパーだけきれいになっても靴紐に黒ずみが残っていると、全体として古びた印象に見えることがあります。紐を取り外して個別に洗えば、こうした汚れも落としやすくなります。
靴紐を外して洗うメリット
靴紐を外す最大のメリットは、シューズの隠れていた部分まで掃除できることです。紐の下にはホコリや砂が入り込みやすく、長期間そのままにしていると意外に汚れていることがあります。
さらに、靴紐そのものを揉み洗いしやすくなります。特に白い靴紐は皮脂や泥などで徐々にくすむため、本体とは別に洗ったほうが汚れの状態に合わせた手入れができます。
また、シュータンを大きく開けられるので靴の内部を乾燥させやすくなるのもメリットです。洗浄後に水分が長時間残ると臭いなどの原因になり得るため、洗う工程だけでなく乾燥のしやすさも重要になります。
水洗いできるスニーカーの基本的な洗い方
まず靴紐と、取り外し可能なインソールを外します。その後、乾いた状態で靴底などに付着している泥や砂、小石をブラシで落としておきます。泥が大量に付いたまま水につけると汚れが広がりやすいため、最初の乾いた状態での掃除がポイントです。
水洗い可能であることを確認したら、メーカーの指示に従って適切な洗剤と柔らかいブラシなどを使用します。強い力でゴシゴシ擦るのではなく、素材を傷めない程度の力で少しずつ汚れを落とします。
洗剤を使用した場合は成分が残らないよう十分にすすぎます。その後はタオルなどで水分を取り、形を整えて風通しのよい日陰で乾燥させます。乾燥方法についてもシューズメーカーの指示がある場合は、そちらを優先してください。
靴紐はどうやって洗えばいい?
外した靴紐は、付着している泥などをあらかじめ落としてから洗います。素材の洗濯表示などを確認したうえで、適切な洗剤を使って優しく揉み洗いすると細かな汚れまで確認しやすくなります。
特に汚れている部分だけを指や柔らかいブラシで洗う方法もあります。強く擦り続けると紐の繊維が毛羽立つことがあるため、力を入れすぎないよう注意します。
洗浄後はしっかりすすいで自然乾燥させ、完全に乾いてからシューズへ戻します。濡れた靴紐をすぐ装着するより、本体と紐をそれぞれ十分に乾かすほうが扱いやすくなります。
インソールも外せるなら別にする
取り外し可能なインソールも、洗浄前に外しておくと便利です。足裏に直接近い部分なので汗や皮脂の影響を受けやすく、靴内部の臭いが気になる場合には確認しておきたい部分です。
ただし、インソールは製品によって水洗いできるものとできないものがあります。接着されているインソールを無理に剥がす必要もありません。必ずそのシューズやインソールのメーカーが案内している手入れ方法を確認しましょう。
取り外せるタイプなら、本体から外すことでシューズ内部にも空気が通りやすくなります。洗った後の乾燥という点でもメリットがあります。
洗濯機にそのまま入れるのは慎重に
スニーカーを洗濯機で洗いたいと考える人もいますが、すべてのシューズが洗濯機に対応しているわけではありません。型崩れ、素材の損傷、接着部分への影響などが生じる可能性があります。
そのため「スニーカーだから洗濯機で洗える」と一括りにはせず、メーカーが洗濯機洗いを認めているか確認してください。対応していない、または判断できない場合は、素材に適した手洗いや部分的なクリーニングを選択するほうが無難です。
同様に乾燥機も、高温によって素材や接着部分へ影響を与える可能性があります。早く乾かしたい場合でも、メーカーが認めていない方法を自己判断で使用することは避けたほうがよいでしょう。
天然皮革やスエードは丸洗いしないほうがよい場合がある
シューズの洗い方で特に注意したいのが素材です。天然皮革やスエード、ヌバックなどを使用した靴は、一般的な布製スニーカーと同じ感覚で水につけて洗うと、変色や風合いの変化、型崩れなどにつながる可能性があります。
こうした素材では、専用ブラシでホコリを落としたり、素材に対応したクリーナーを使ったりするなど、専用のケア方法が基本になります。
複数素材を組み合わせたスニーカーも珍しくありません。メッシュ部分だけを見ると水洗いできそうでも、レザーなどが使われている場合があるため、素材表示を確認してから手入れ方法を決めることが重要です。
靴紐を外したくない場合は部分洗いという方法もある
それほど汚れておらず、「紐を外して付け直すのが面倒」という場合には、シューズ全体を丸洗いせず汚れた部分だけを掃除する方法があります。
例えばミッドソールの側面だけが汚れているなら、靴紐を付けたまま、その部分だけ適切なクリーナーなどで手入れします。アッパーの小さな汚れについても、素材に対応した方法で部分的に処理できる場合があります。
一方、靴紐自体が黒ずんでいたり、シュータンの紐に隠れている部分まで汚れていたりする場合は、一度紐を外して洗ったほうが仕上がりはきれいになります。
洗った後は乾燥方法も重要
シューズをきれいに洗えても、乾燥方法が適切でなければ型崩れや素材へのダメージにつながる場合があります。基本的にはメーカーの指示を確認し、形を整えて風通しのよい場所で乾燥させます。
内部に水分が多く残っている場合は、乾いたタオルなどで水分を吸収してから乾かすと効率的です。シュータンを開き、取り外せるインソールを別にしておけば内部にも風が通りやすくなります。
「早く乾かしたいから」と強い熱を直接当てる方法は、素材によっては変形などにつながります。ドライヤーや暖房器具などを使う場合も、メーカーが推奨しているか確認することが大切です。
まとめ:軽い掃除なら紐付きでも、本格的に洗うなら外すのがおすすめ
水洗い可能なスニーカーなら、靴紐を付けたまま洗うことはできます。特に表面的な汚れを落とす程度であれば、紐を外さず部分的に掃除する方法でも十分なことがあります。
ただし、シューズ全体をきれいにしたい場合は、靴紐と取り外せるインソールを外し、本体とは分けて手入れする方法が基本です。紐の下やシュータン周辺まで掃除しやすく、洗浄後の乾燥もしやすくなります。
最も重要なのは、すべてのシューズを同じ方法で洗わないことです。キャンバス、合成繊維、天然皮革、スエードなど素材によって適切な方法は異なります。購入したブランドの公式ケア情報や製品表示を確認し、そのシューズに合った方法で手入れすることが、きれいな状態を長く保つポイントです。

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