タトゥーを追加で入れる際、以前お願いした彫り師とは違う方に依頼したいと考える人は少なくありません。特に同じスタジオ内でも、彫師によって得意なジャンルやデザインの方向性が異なるため、自分が希望する作品に合った担当者を選ぶことは大切です。
しかし、一度指名した彫り師を変更すると失礼にあたるのではないか、嫌な気持ちにさせてしまうのではないかと悩む人もいます。この記事では、同じスタジオ内で別の彫り師を指名する場合の考え方や、円満にお願いする方法について解説します。
同じタトゥースタジオで別の彫り師を指名するのは失礼ではない
結論から言うと、同じスタジオ内で別の彫り師を指名すること自体は珍しいことではありません。タトゥーは一生残るものなので、依頼者が自分の希望するデザインに最も合う技術を持った彫り師を選ぶのは自然なことです。
彫り師側も、自分の得意分野と依頼内容が合っているほうが、より良い作品を作れると考えている場合が多いです。例えば、ブラックアンドグレーや力強い和彫りが得意な彫り師と、淡いカラーやガーリーなデザインが得意な彫り師では、表現方法や技術が異なります。
そのため、現在担当している彫り師に満足していても、別ジャンルの作品では別の彫り師を選ぶという考え方は、むしろ作品の完成度を高めるための合理的な判断と言えます。
彫り師ごとに得意ジャンルが違う理由
タトゥー業界では、彫り師によって得意とするスタイルがあります。黒を多く使った力強いデザイン、細い線を活かした繊細なデザイン、カラーを使ったポップなデザインなど、それぞれ技術や経験が異なります。
例えば、現在入れている黒を基調としたカッコいいデザインが非常に上手な彫り師でも、ピンク系カラーのリボンや可愛い雰囲気のデザインを専門的に多く制作しているとは限りません。
Instagramなどで作品を見る際は、単純に上手いかどうかだけではなく、自分が入れたいジャンルの作品数が多いかを確認すると失敗しにくくなります。
別の彫り師を指名するときの伝え方
同じスタジオ内で別の彫り師をお願いする場合は、理由を否定的に伝えないことが大切です。「今の彫り師さんでは嫌だから変更したい」という伝え方ではなく、「このデザインは○○さんの作品の雰囲気が好きなのでお願いしたい」という形にすると自然です。
例えば、「現在お願いしている作品はとても気に入っています。ただ、次に考えている淡いカラー系のデザインは、○○さんの作品の雰囲気が理想に近かったので相談したいです」と伝えると、相手を否定する意味にはなりません。
彫り師同士も同じスタジオで働いている以上、お互いの得意分野を理解していることが多いため、適切な理由があれば問題になるケースは少ないでしょう。
現在制作中のタトゥーが完成する前に別の依頼をしてもいいのか
現在入れている大きなタトゥーが完成するまで待つべきか悩む場合もありますが、基本的には別部位であれば同時進行しても問題ありません。
例えば、腕に大きなブラック系タトゥーを制作中で、別の場所に小さなカラータトゥーを入れたい場合、それぞれ別の作品として考えることができます。
ただし、スタジオ内の雰囲気や担当している彫り師との関係を大切にしたい場合は、事前にスタッフへ相談しておくと安心です。予約や担当分けのルールがあるスタジオもあります。
彫り師を選ぶときは人間関係より作品の相性を優先する
タトゥーは長く身体に残るため、「気を遣って本当は希望と違う彫り師にお願いする」という選択はおすすめできません。
もちろん、以前担当してくれた彫り師への感謝や信頼は大切です。しかし、それと次回別の彫り師を選ぶことは別の話です。前回の作品を気に入っていることを伝えたうえで、新しいデザインに合う担当者を選べば問題ありません。
むしろ、自分の理想を優先することが、結果的にスタジオ全体への満足度や信頼につながります。
まとめ|同じスタジオ内で彫り師を変えることは自然な選択
同じタトゥースタジオで別の彫り師を指名することは、決して失礼な行為ではありません。タトゥーは一生残るものだからこそ、デザインのジャンルや自分の理想に合った技術を持つ彫り師を選ぶことが重要です。
現在の彫り師の作品に満足している場合でも、別ジャンルのタトゥーでは別の専門性を持つ彫り師に依頼することはよくあります。
「今の作品は気に入っているが、次のデザインはこの方の作風が理想」という伝え方をすれば、不要なトラブルを避けながら自分が納得できるタトゥー制作を進めることができます。


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