ヴィヴィアン風オーブライターの燃料の入れ方|細い注入口にはZippoオイルを入れる?ガス式との見分け方

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NANAに登場するヴィヴィアン・ウエストウッドのオーブライターに似たライターには、正規品・年代違い・レプリカ・ノーブランド品などさまざまな仕様があります。そのため、見た目が同じだからといって燃料まで同じとは限りません。

特に、底面などに「ものすごく細い注入口」があり、Zippoオイルの容器の先端では入らないように見える場合は注意が必要です。その穴が液体オイルの注入口ではなく、ブタンガスを充填するためのバルブである可能性があります。その場合、Zippoライター用の液体オイルを穴へ流し込むのは適切ではありません。

オーブ型ライターは商品によってガス式とオイル式の情報が混在しているため、まず自分のライターがどちらの方式なのかを確認することが最優先です。ここでは見分け方と、安全に燃料を選ぶためのポイントを整理します。

細い穴だからといってZippoオイルを細い容器へ移して入れるのは避ける

最初に重要なのは、「穴が細いから、注射器やスポイトなどでZippoオイルを入れればよい」と考えないことです。ライター底面の小さな穴がブタンガス用の充填バルブだった場合、そこは液体燃料を注ぎ込むための穴ではありません。

ブタン式ライターの充填口は非常に小さく、中央にピンのような部品が入ったバルブになっているのが一般的です。ブタン缶の細いノズルを押し当てることでバルブが開き、液化したブタンが内部のタンクへ入ります。

Zippo公式でも、ブタン式ライターについては専用の充填バルブにブタン缶のノズルを適切に合わせて補充する方式を案内しています。一方、通常のZippo風オイルライターは内部の吸収材へ液体ライターフルードを染み込ませる方式で、仕組み自体が違います。[参照]

まず確認したいのは「ガス式」か「オイル式」か

オーブライターの燃料について検索すると情報がバラバラに見える理由は、ヴィヴィアン・ウエストウッドのライター自体にも複数タイプがあり、さらにNANA人気によって多数のレプリカや類似品が流通しているためです。

実際、中古市場ではヴィヴィアン・ウエストウッドのオーブ型商品について「オイルライター」として扱われているものもあれば、「ガスを充填する」と説明されているものもあります。そのため、本物と形が似ていることだけを根拠に燃料を判断することはできません。

特にノーブランドのレプリカ品は製造元によって内部構造が異なる可能性があります。「本物と同じ性能」と販売ページに書かれていても、それだけでは燃料方式まで同じとは保証できません。

小さなバルブがあるならブタンガス式の可能性が高い

ライターの底面に直径数mmほどの金属製の穴があり、穴の中央に小さな棒やピンのような部分が見える場合は、ブタンガス充填用バルブである可能性が高いです。

ブタン式の場合は「オイルを流し込む」のではなく、ライター用ブタンガス缶のノズルを充填バルブへまっすぐ合わせて補充する構造です。Zippoにも液体の「Zippoライター用オイル」と、缶入りの「Zippoブタンガス」がありますが、両者は別の燃料なので混同しないようにしてください。

Zippo公式もブタン式製品について、ブタン燃料のノズルとライター側の充填バルブが正しく合っていることを確認するよう案内しています。また、補充は火気のない換気された場所で行い、補充後すぐに点火しないことも重要です。[参照]

オイル式なら通常は「綿・フェルトなどの吸収材」がある

一方、一般的なZippoタイプのオイルライターは、液体燃料を密閉タンクへ注入する構造ではありません。内部に綿状のパッキング材があり、そこへライターオイルを染み込ませ、その燃料が芯へ供給される仕組みです。

Zippo公式の補充方法でも、インサイドユニットをケースから取り出し、底部のフェルトを持ち上げて内部のパッキング材へ液体ライター燃料を染み込ませる方法が案内されています。[参照]

したがってオーブ型ライターを開けたり、指定された燃料補充部分を確認した際に白い綿状素材やフェルト、芯につながる吸収材が見えるのであれば、オイル式である可能性があります。反対に、そうした吸収材がなく底面に小さな金属バルブだけがあるなら、ガス式を疑うべきです。

ガス式とオイル式の見分け方

確認ポイント ブタンガス式の可能性 オイル式の可能性
底面 小さな金属製充填バルブがある インナーユニットやフェルトがある
補充部分 中央にピンのある細い穴 綿・フェルトなどの吸収材
燃料 ライター用ブタンガス 液体ライターオイル
補充方法 ガス缶のノズルをバルブへ合わせる 吸収材へ少量ずつ染み込ませる
Zippo製品で例えると Zippo Butane Fuel Zippo Lighter Fuel

「細い交換口にZippoオイルの口が入らない」という状態なら、そもそも液体オイルを入れる場所ではない可能性を最初に疑うのが安全です。

「Zippoオイルでいい」という情報にも注意

インターネット上では「オーブライターはZippoオイルで使える」という情報が見つかることがあります。実際、ヴィヴィアン・ウエストウッドにはオイル式として販売されているライターも存在します。中古販売情報でも、Zippoと同じように中綿へオイルを入れて使用するヴィヴィアン製ライターの記載があります。

しかし、それが自分の所有するノーブランドのオーブ型ライターにも当てはまるとは限りません。レプリカについては、実際にブタンガスを使っているという利用者の報告も存在します。海外のライター関連コミュニティでも、ヴィヴィアン風オーブライターのレプリカをブタンで補充しているユーザー例があります。[参照]

つまり「オーブライター=Zippoオイル」という対応関係ではなく、その個体の構造によって燃料が決まると考える必要があります。

NANAのオーブライターと現在流通している類似品は別物として考える

矢沢あい『NANA』の影響で、ヴィヴィアン・ウエストウッドのオーブライターは非常に知名度が高くなりました。そのため現在は、本物のヴィンテージ品だけでなく、形だけを再現したネックレス、着火機能を持つレプリカ、着火しないアクセサリーなどさまざまな商品が販売されています。

外観は似ていても内部構造は同じとは限りません。正規品の説明書を見つけても、ノーブランド品についてはその説明書どおりに操作できる保証はありません。

特に燃料を扱う部分については、「見た目が同じだから」という理由で正規品の手順を流用するより、購入した商品の説明書、販売ページ、パッケージに書かれた「BUTANE」「GAS」「LIGHTER FLUID」「OIL」などの表記を確認するほうが確実です。

パッケージに「Electronic Gas Lighter」などと書いてあればガス式

手元に箱や説明書が残っている場合は、燃料に関する英語表記を探してみましょう。「BUTANE」「GAS」「REFILLABLE GAS LIGHTER」「ELECTRONIC GAS LIGHTER」などと書いてあれば、基本的にはブタンガス式と判断できます。

実際、ヴィヴィアンのハート型ライターについて「electronic gas lighter」と記載された商品を所有するユーザーに対して、ライター関連コミュニティではブタンガスを使用するものとして案内されています。[参照]

反対に「OIL LIGHTER」「LIGHTER FLUID」などの表記があれば液体燃料式の可能性があります。文字が中国語などでも、商品ページに燃料方式が掲載されていることがあるため購入履歴を確認する価値があります。

燃料方式が分からない状態では補充しないのが安全

ライター用オイルもブタンも可燃性の高い燃料です。燃料の種類が分からないまま試しに入れてみる方法はおすすめできません。誤った燃料を入れると故障するだけでなく、燃料漏れや予期しない着火につながる可能性があります。

特に、ノズルが合わないからといって別容器へ燃料を移したり、針や工具を使ってバルブを広げたりするのは避けてください。ブタン用バルブを傷めると、内部に入れた燃料が漏れ続ける可能性があります。

Zippoも、ブタン燃料の補充では燃料容器のノズルとバルブを正しく合わせること、燃料漏れを避けること、換気された場所で作業することなどを警告しています。[参照]

ブタンガス式だった場合に確認すること

底面が明らかなガス充填バルブで、パッケージにもブタン式と確認できた場合は、液体のZippoオイルではなくライター補充用ブタンガスを使用します。

ただし、ブタン缶のノズル径とライター側のバルブが合わない商品もあります。その場合は無理に押し込まず、そのライターに対応するノズルやメーカー指定燃料を確認してください。複数のアダプターが付属するライター用ガスもありますが、どれが適合するかは製品側の仕様を優先します。

また、ガスが漏れる音や臭いが続く、充填バルブがグラつく、燃料を入れた直後から異常がある場合は使用を中止してください。故障した燃料バルブを自分で分解・加工して使うのは危険です。

オイル式だった場合は「穴」ではなく吸収材を探す

液体オイル式だと確認できた場合には、Zippoと似た構造ならインナー部分や底部を確認します。一般的なオイルライターでは、燃料は細い金属穴へ注入するのではなく、内部の吸収材へ染み込ませます。

Zippo公式でも、フェルトを持ち上げた下にあるパッキング材へ燃料をゆっくり染み込ませ、入れすぎないよう案内しています。外側に付いた燃料を完全に拭き取り、周囲にこぼれた燃料がないことを確認してから使用します。[参照]

もし「オイル式」と販売ページには書かれているのに、どこを開けても吸収材がなく小さな金属バルブしか見つからない場合は、販売情報が誤っている可能性も考えられます。その状態では燃料を入れず、販売元へ仕様を確認するのが安全です。

手元の個体を見分けるときのチェックリスト

見えるもの・表記 考えられる方式 対応
底面の小さな金属バルブ ブタン式の可能性が高い 液体オイルを入れない
中央に押せそうなピンがある穴 ブタン充填バルブの可能性が高い 説明書・販売元で燃料を確認
白い綿やフェルト オイル式の可能性が高い 指定ライターフルードを使用
BUTANE・GAS表記 ガス式 ライター用ブタン
OIL・LIGHTER FLUID表記 オイル式 液体ライター燃料
何も分からない 判定不可 燃料を入れず販売元へ確認

まとめ:細い注入口ならZippoオイルを無理に入れない

ヴィヴィアンのオーブライター風ノーブランド品で、燃料補充部分が「Zippoオイルの注ぎ口よりずっと細い」場合、その穴は液体オイル用ではなくブタンガス用の充填バルブである可能性があります。

ガス式なら使用するのは液体のZippoライターオイルではなくライター用ブタンガスです。一方、オイル式なら通常は綿・フェルトなどの吸収材へ液体燃料を染み込ませます。つまり、両者では補充方法そのものが違います。

オーブ型ライターには複数の仕様があり、とりわけノーブランド品は正規品と内部構造が同じとは限りません。そのため、細い穴へスポイトなどを使ってZippoオイルを無理に注入するのは避け、まず底面がバルブなのか、内部に吸収材があるのか、箱にBUTANE・GAS・OILなどの表記がないかを確認してください。

確認しても判別できない場合は、燃料を入れる前に購入店へ商品型番や写真を送って問い合わせる方法が最も安全です。燃料方式さえ特定できれば、ガス式なのかオイル式なのかに応じて正しい補充方法を選べます。

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